祭
貴女のお名前
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前門の石田三成、後門の真田幸村。
三十六計逃げるにしかず・・・・・と云いたいが。寧ろ絶体絶命ってヤツですかね・・・・。
「説明、してもらおうか。左近」
鬼も逃げ出す形相で三成が構える。
「まぁまぁ、三成殿。落ち着いて下さい。穏便にいきましょう。名無しさん殿も見てますよ」
幸村が笑顔で三成を押し止める。
――が。
チャリン。
と左近の手に何かを渡した。
(銭・・・?)
左近は何となくかぞえる。
(一、二、三、四、五、・・・六・・・―――死ねと云う事ですかい!?)
幸村の黒い行動に戦慄する左近。
あぁ、今日の出来事が走馬灯の如く思い出されますよ。
遡る事、数時間前。
「左近殿~!」
バタバタと廊下を走りながら名無しさんが左近の名前を呼んでいた。
ひそかに名無しさん慕う左近は名無しさんの声に直ぐさま反応する。
「どうかしましたかい?」
名無しさんは左近を見付けると
「一緒にお祭り、行きましょ!!」
満面の笑顔で左近に云った。
勿論、愛しい名無しさんの誘いを断る筈もない。
特に今日は浴衣を着て、髪を結い上げ、可愛らしさ3割増し(当社比)。
三十六計逃げるにしかず・・・・・と云いたいが。寧ろ絶体絶命ってヤツですかね・・・・。
「説明、してもらおうか。左近」
鬼も逃げ出す形相で三成が構える。
「まぁまぁ、三成殿。落ち着いて下さい。穏便にいきましょう。名無しさん殿も見てますよ」
幸村が笑顔で三成を押し止める。
――が。
チャリン。
と左近の手に何かを渡した。
(銭・・・?)
左近は何となくかぞえる。
(一、二、三、四、五、・・・六・・・―――死ねと云う事ですかい!?)
幸村の黒い行動に戦慄する左近。
あぁ、今日の出来事が走馬灯の如く思い出されますよ。
遡る事、数時間前。
「左近殿~!」
バタバタと廊下を走りながら名無しさんが左近の名前を呼んでいた。
ひそかに名無しさん慕う左近は名無しさんの声に直ぐさま反応する。
「どうかしましたかい?」
名無しさんは左近を見付けると
「一緒にお祭り、行きましょ!!」
満面の笑顔で左近に云った。
勿論、愛しい名無しさんの誘いを断る筈もない。
特に今日は浴衣を着て、髪を結い上げ、可愛らしさ3割増し(当社比)。