もし勇気と希望が
貴女のお名前
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もう少し、有れば。
平穏な日常。
静かに流れる時間。
それに浸りながら、呂蒙は熱いお茶を啜った。
「お。茶柱」
「え?本当ですか?」
茶柱に呟いた呂蒙に、名無しさんが反応する。
見せて下さい・・・と、##NAME1##が呂蒙に近付く。
「おいおい・・・茶柱位で・・・」
と、苦笑いするものの。
名無しさんに好意を寄せる呂蒙としては、自分の言葉に反応を示してくれる事が嬉しくて。
「ほれ」
名無しさんに湯飲みに浮かぶ茶柱を見せた。
「あ、本当ですね。何か良い事あるかしら?」
そう云って呂蒙に笑顔を向ける名無しさん。
それだけで。
呂蒙にとっては十分過ぎる“良い事”。
そう伝えれば。
少しは変わるかもしれないのに。
伝えられない呂蒙は・・・。
「さぁな」
曖昧に答えて、茶を飲み干した。
「ふふ・・・あると良いですね」
と、名無しさんは相変わらず笑顔で呂蒙に話し掛ける。
「呂蒙様にとって、良い事って・・・何ですか?」
「そうだな・・・」
名無しさんが、俺を・・・選んでくれる事だ。
そう云いたいのに。
呂蒙の喉は紡がない。
詰まる言葉を、ごまかすように呂蒙は考えるふりをした。
平穏な日常。
静かに流れる時間。
それに浸りながら、呂蒙は熱いお茶を啜った。
「お。茶柱」
「え?本当ですか?」
茶柱に呟いた呂蒙に、名無しさんが反応する。
見せて下さい・・・と、##NAME1##が呂蒙に近付く。
「おいおい・・・茶柱位で・・・」
と、苦笑いするものの。
名無しさんに好意を寄せる呂蒙としては、自分の言葉に反応を示してくれる事が嬉しくて。
「ほれ」
名無しさんに湯飲みに浮かぶ茶柱を見せた。
「あ、本当ですね。何か良い事あるかしら?」
そう云って呂蒙に笑顔を向ける名無しさん。
それだけで。
呂蒙にとっては十分過ぎる“良い事”。
そう伝えれば。
少しは変わるかもしれないのに。
伝えられない呂蒙は・・・。
「さぁな」
曖昧に答えて、茶を飲み干した。
「ふふ・・・あると良いですね」
と、名無しさんは相変わらず笑顔で呂蒙に話し掛ける。
「呂蒙様にとって、良い事って・・・何ですか?」
「そうだな・・・」
名無しさんが、俺を・・・選んでくれる事だ。
そう云いたいのに。
呂蒙の喉は紡がない。
詰まる言葉を、ごまかすように呂蒙は考えるふりをした。