乙女の祈り
貴女のお名前
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この祈り、届くかしら?
ふと、何かの拍子にその話が出て
「そんな事もありましたわね」
くすくすと笑いながら名無しさんが云う。
「趙雲様ったら・・・まだ覚えてらしたの?恥ずかしいわ」
木登りをしていては趙雲に叱られていた名無しさん。
成長して立ち振る舞いは既に一人の女性。
「もう木登りの仕方など、忘れてしまいましたわ」
名無しさんの言葉に趙雲は笑う。
「覚えておられては困ります。・・・あれから木登りはされていなかったのでしょう?」
「ええ。趙雲様に嫌われたくなかったんですもの」
嫌われまいと幼いながらに一生懸命でしたのよ?・・・と思い出して名無しさんは趙雲に云った。
趙雲はそう云った名無しさんを腕に引き寄せ
「嫌うなんて事はありませんよ、名無しさん様」
唇を合わせて云う。
「子龍はずっと貴女のお傍に」
名無しさんは擽ったそうに身をよじると
「その言葉、昔の私におっしゃって下さいな」
唇を離し、趙雲の唇に人差し指をあてる。
「きっと木登りなんて直ぐに止めていましたわ」
ふと、何かの拍子にその話が出て
「そんな事もありましたわね」
くすくすと笑いながら名無しさんが云う。
「趙雲様ったら・・・まだ覚えてらしたの?恥ずかしいわ」
木登りをしていては趙雲に叱られていた名無しさん。
成長して立ち振る舞いは既に一人の女性。
「もう木登りの仕方など、忘れてしまいましたわ」
名無しさんの言葉に趙雲は笑う。
「覚えておられては困ります。・・・あれから木登りはされていなかったのでしょう?」
「ええ。趙雲様に嫌われたくなかったんですもの」
嫌われまいと幼いながらに一生懸命でしたのよ?・・・と思い出して名無しさんは趙雲に云った。
趙雲はそう云った名無しさんを腕に引き寄せ
「嫌うなんて事はありませんよ、名無しさん様」
唇を合わせて云う。
「子龍はずっと貴女のお傍に」
名無しさんは擽ったそうに身をよじると
「その言葉、昔の私におっしゃって下さいな」
唇を離し、趙雲の唇に人差し指をあてる。
「きっと木登りなんて直ぐに止めていましたわ」