氷のような姫君の心も
貴女のお名前
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笑った方が、良い。
踏み込んだ場所で。
両親らしき遺体に縋り付いて。
血を浴びてほうけている姫君。
冷たくなる感情。
敵国の姫君、名無しさんは孫呉に保護された。一室を与えられ、申し分ない生活を保障される。
名無しさんは誰とも話さず、部屋に閉じこもり、一日中窓辺で空を眺めていた。
「今日も動きませんね・・・」
「空ばっか見上げて何してんだ?」
「目の前で両親を亡くしたんだもの・・まだ傷が癒えないわよ」
「攻め込んだの、俺達ですよ」
「だから尚更、慰められないのよねぇ・・・」
丁度、窓辺に居る名無しさんの姿が見える木の影からこっそりと名無しさんをみる陸遜、甘寧、尚香、凌統。
ポツリと尚香が呟く。
「誰にも心を開いてくれないし・・・永久凍土並よね」
感情が氷の様に冷え切ってしまった名無しさんに手の施し様もない4人は毎日、木の影から名無しさんを見ていた。
「取り敢えず、笑わせてみる?」
尚香が提案した。
「笑わせる・・・んですか?」
「そうよ!腹の底から笑えば楽しくなるわ!」
ぐっ、と拳を握り力説する。
「姫さん、それより泣かせた方が良いんじゃないですか?」
踏み込んだ場所で。
両親らしき遺体に縋り付いて。
血を浴びてほうけている姫君。
冷たくなる感情。
敵国の姫君、名無しさんは孫呉に保護された。一室を与えられ、申し分ない生活を保障される。
名無しさんは誰とも話さず、部屋に閉じこもり、一日中窓辺で空を眺めていた。
「今日も動きませんね・・・」
「空ばっか見上げて何してんだ?」
「目の前で両親を亡くしたんだもの・・まだ傷が癒えないわよ」
「攻め込んだの、俺達ですよ」
「だから尚更、慰められないのよねぇ・・・」
丁度、窓辺に居る名無しさんの姿が見える木の影からこっそりと名無しさんをみる陸遜、甘寧、尚香、凌統。
ポツリと尚香が呟く。
「誰にも心を開いてくれないし・・・永久凍土並よね」
感情が氷の様に冷え切ってしまった名無しさんに手の施し様もない4人は毎日、木の影から名無しさんを見ていた。
「取り敢えず、笑わせてみる?」
尚香が提案した。
「笑わせる・・・んですか?」
「そうよ!腹の底から笑えば楽しくなるわ!」
ぐっ、と拳を握り力説する。
「姫さん、それより泣かせた方が良いんじゃないですか?」