戦国bsr読み切り短編集
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せっかくのソラマチのプラネタリウムなのに、集中出来ずにいる。
何故なら、隣の人がちらちらこっちを見ているのが分かるからだ。
「……」
「……」
声を出してはいけない空間だし、注意することもままならない。
「っ……!」
一人で悶々していると、手を握られた。
びくって反応すれば、隣の人が小さく笑う気配。
そう、隣にいるのは、彼氏である片倉小十郎。
この男、普段は全く素振りを見せないのに、二人きりや暗がりになると、何故か引っ付きたがる。
今もカップル繋ぎに切り替えて、わたしの親指の爪をさわさわしてる。
場内は、耳が悶えるいい声と心地よいアロマで満たされてるのに、小十郎の犯罪級のフェロモンと握られた手に心臓が壊れそうで、それどころではない!
約50分間、ずっとこの調子で、おかげで秋の星座がどうのとか頭にちっとも入ってこなかった……。
「もう、小十郎のバカ!!」
プログラムが終わって開口一番、そう言ってやった。
「バカとはなんだ。好きな奴が隣にいて、冷静でいられるか」
そんな台詞を平然と言うな。
「だ、だからって、プラネタリウムの上映中にこっち見たり手握ったりしなくてもっ……!」
「ほう?」
にやっと笑った。
やばい、地雷踏んだ!
「プラネタリウムの時じゃなけりゃ、やっていいんだな?」
やばい。
やばい、やばい。
やばい、やばい、やばい!
これ、誘導尋問だよー!
「シート倒して目瞑れや。可愛らしいこと言うその口、塞いでやるよ」
……ヤクザですよね、そのワントーン落とした声。
なのに、何で色っぽいんだか!
まだ人がいるのに襲われちゃたまらないので、脱兎の如く逃げました。
本当は、やって欲し……何でもありません。
何故なら、隣の人がちらちらこっちを見ているのが分かるからだ。
「……」
「……」
声を出してはいけない空間だし、注意することもままならない。
「っ……!」
一人で悶々していると、手を握られた。
びくって反応すれば、隣の人が小さく笑う気配。
そう、隣にいるのは、彼氏である片倉小十郎。
この男、普段は全く素振りを見せないのに、二人きりや暗がりになると、何故か引っ付きたがる。
今もカップル繋ぎに切り替えて、わたしの親指の爪をさわさわしてる。
場内は、耳が悶えるいい声と心地よいアロマで満たされてるのに、小十郎の犯罪級のフェロモンと握られた手に心臓が壊れそうで、それどころではない!
約50分間、ずっとこの調子で、おかげで秋の星座がどうのとか頭にちっとも入ってこなかった……。
「もう、小十郎のバカ!!」
プログラムが終わって開口一番、そう言ってやった。
「バカとはなんだ。好きな奴が隣にいて、冷静でいられるか」
そんな台詞を平然と言うな。
「だ、だからって、プラネタリウムの上映中にこっち見たり手握ったりしなくてもっ……!」
「ほう?」
にやっと笑った。
やばい、地雷踏んだ!
「プラネタリウムの時じゃなけりゃ、やっていいんだな?」
やばい。
やばい、やばい。
やばい、やばい、やばい!
これ、誘導尋問だよー!
「シート倒して目瞑れや。可愛らしいこと言うその口、塞いでやるよ」
……ヤクザですよね、そのワントーン落とした声。
なのに、何で色っぽいんだか!
まだ人がいるのに襲われちゃたまらないので、脱兎の如く逃げました。
本当は、やって欲し……何でもありません。