戦国bsr読み切り短編集
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三ヶ日が終わる。
今年は暦の関係で振り替え休日はなく、三日が終わればもう通常モードである。
「やだなぁ」
「何がでござるか?」
バイトが終わり、流れで何故か真田とうどんを食いに来た私。
年明けうどんにござるうぅ!とか何とか言って、はしゃいだ奴の後頭部を殴ったのは言うまでもない。
「正月が終わるから」
ズズズと、乙女とは無縁の音を立て飲み干した汁は五臓六腑に染み渡り、うどんまで終わりかよと余計切なくなった。
「確かに、華やかな時が過ぎ去るのは一抹の寂しさがありまするな」
幸村も同じように汁を飲み干し、丁寧に合掌してたので私も見習った。
「でも、某にとっては、三ヶ日の最後にいいことがあり申した」
店を出、北風に首をすくめながら幸村に目を移すと、綺麗な両目に見据えられた。
「何さ。バイト先でもらったお年玉とか言うなよ」
「それも勿論にござるが、一番の喜びはそなたとうどんを食せたことにござる!」
……なんて、バカな奴。
でも、何てド直球な奴!
一瞬にして、気持ちが晴れてしまった。
「どうかしたでござるか?って、痛いでござる!!」
でも、素直に認めるのが悔しくて、奴の耳たぶを思い切り引っ張ってやった。
「真田」
「何でござるかっ」
涙目で振り向いた彼に、にやりと笑ってみせた。
「私もだよ。サンキュ」
今年は暦の関係で振り替え休日はなく、三日が終わればもう通常モードである。
「やだなぁ」
「何がでござるか?」
バイトが終わり、流れで何故か真田とうどんを食いに来た私。
年明けうどんにござるうぅ!とか何とか言って、はしゃいだ奴の後頭部を殴ったのは言うまでもない。
「正月が終わるから」
ズズズと、乙女とは無縁の音を立て飲み干した汁は五臓六腑に染み渡り、うどんまで終わりかよと余計切なくなった。
「確かに、華やかな時が過ぎ去るのは一抹の寂しさがありまするな」
幸村も同じように汁を飲み干し、丁寧に合掌してたので私も見習った。
「でも、某にとっては、三ヶ日の最後にいいことがあり申した」
店を出、北風に首をすくめながら幸村に目を移すと、綺麗な両目に見据えられた。
「何さ。バイト先でもらったお年玉とか言うなよ」
「それも勿論にござるが、一番の喜びはそなたとうどんを食せたことにござる!」
……なんて、バカな奴。
でも、何てド直球な奴!
一瞬にして、気持ちが晴れてしまった。
「どうかしたでござるか?って、痛いでござる!!」
でも、素直に認めるのが悔しくて、奴の耳たぶを思い切り引っ張ってやった。
「真田」
「何でござるかっ」
涙目で振り向いた彼に、にやりと笑ってみせた。
「私もだよ。サンキュ」