それぞれのハロウィン
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「大丈夫か、ヒロイン名前」
ひょいといとも簡単に荷物を持ったのは、大好きな恋人の真田幸村であった。
「幸村!あー、助かった!食い込んで手が痛かったんだ~」
「準備の品か。某がもっと早く気付いていれば、代わりに買い出しが出来たのに……!」
しょげてからの「お許し下され、お館さぶぁああ!!!」が始まりそうだったので、ヒロイン名前は慌てて手を振った。
「ハロウィーンパーティーやろうって決めたの、昨日でしょ?今日はお互い仕事があった訳だし、そりゃ無理よ」
「しかしっ」
「あたしにとっては、幸村がパーティーに間に合うよう帰ってきてくれたことの方が嬉しい。だって、おかげでこうして楽出来るもん」
ビニル袋が食い込んで痛かった手をプラプラしてみせると、幸村はようやくはにかんだ。
「さ、帰ったら早速準備準備!あたしは料理するから、内装とかよろしくね」
「うむ!」
急ぎ足で帰宅し、二人はあらかじめ決めておいた分担をこなしていく。
思ったよりも早く準備が終わったので、ヒロイン名前は食後兼明日の朝食用のパンケーキを作ることにした。
「いい匂いがするでござる!」
匂いにつられ、幸村がキッチンにやってきた。
「つまみ食いはダメだよ~」
「分かっておる、分かっておるが……」
目がパンケーキから離れない。これは一口、いや一つ口にしてやらねば離れないパターンだろうと思ったヒロイン名前は、出来立てをフォークでさして丸々渡してやった。
「よいのでござるか!?」
文字通り背後に花を背負った幸村。それを見て、ヒロイン名前は疲れが吹き飛ぶのを感じると共に、あることを思い付いた。
「ねえ、これかぶって!」
「?かぶればよいのか?」
一旦口を止め、差し出されたものを素直にかぶる。
と、そこには猫耳をつけた幸村が誕生していた。
「猫耳、でござるか?」
「うん。実は、あたしがつけようと目星つけてた仮装道具が売り切れててさ。急遽これを買ったんだけど……、やっぱり幸村の方が似合ってる、可愛い!ね、これかぶったままパンケーキ食べてみて!」
言われるがままパンケーキをぱくつく幸村の姿は、可愛い以外のなにものでもなかった。
「幸村、大好きー!!!」
「うぉっ、なっ、何でござるか!?」
抱きつくヒロイン名前を、幸村は真っ赤になりながら、そしてパンケーキを頬張りながらしっかりと受け止めた。
「えへへ、幸村にいたずらしたつもりが、あたしのご褒美になっちゃった」
「某も、そなたの手料理全てが褒美だからな。某にとっては、毎日がハロウィーンパーティーだな」
天然スケコマシ節が炸裂し、真っ赤になったヒロイン名前を幸村は不思議そうに見つめていた。
ヒロイン名前のごほうび:幸村へのいたずら
幸村のごほうび:夢主の作る料理全て
ひょいといとも簡単に荷物を持ったのは、大好きな恋人の真田幸村であった。
「幸村!あー、助かった!食い込んで手が痛かったんだ~」
「準備の品か。某がもっと早く気付いていれば、代わりに買い出しが出来たのに……!」
しょげてからの「お許し下され、お館さぶぁああ!!!」が始まりそうだったので、ヒロイン名前は慌てて手を振った。
「ハロウィーンパーティーやろうって決めたの、昨日でしょ?今日はお互い仕事があった訳だし、そりゃ無理よ」
「しかしっ」
「あたしにとっては、幸村がパーティーに間に合うよう帰ってきてくれたことの方が嬉しい。だって、おかげでこうして楽出来るもん」
ビニル袋が食い込んで痛かった手をプラプラしてみせると、幸村はようやくはにかんだ。
「さ、帰ったら早速準備準備!あたしは料理するから、内装とかよろしくね」
「うむ!」
急ぎ足で帰宅し、二人はあらかじめ決めておいた分担をこなしていく。
思ったよりも早く準備が終わったので、ヒロイン名前は食後兼明日の朝食用のパンケーキを作ることにした。
「いい匂いがするでござる!」
匂いにつられ、幸村がキッチンにやってきた。
「つまみ食いはダメだよ~」
「分かっておる、分かっておるが……」
目がパンケーキから離れない。これは一口、いや一つ口にしてやらねば離れないパターンだろうと思ったヒロイン名前は、出来立てをフォークでさして丸々渡してやった。
「よいのでござるか!?」
文字通り背後に花を背負った幸村。それを見て、ヒロイン名前は疲れが吹き飛ぶのを感じると共に、あることを思い付いた。
「ねえ、これかぶって!」
「?かぶればよいのか?」
一旦口を止め、差し出されたものを素直にかぶる。
と、そこには猫耳をつけた幸村が誕生していた。
「猫耳、でござるか?」
「うん。実は、あたしがつけようと目星つけてた仮装道具が売り切れててさ。急遽これを買ったんだけど……、やっぱり幸村の方が似合ってる、可愛い!ね、これかぶったままパンケーキ食べてみて!」
言われるがままパンケーキをぱくつく幸村の姿は、可愛い以外のなにものでもなかった。
「幸村、大好きー!!!」
「うぉっ、なっ、何でござるか!?」
抱きつくヒロイン名前を、幸村は真っ赤になりながら、そしてパンケーキを頬張りながらしっかりと受け止めた。
「えへへ、幸村にいたずらしたつもりが、あたしのご褒美になっちゃった」
「某も、そなたの手料理全てが褒美だからな。某にとっては、毎日がハロウィーンパーティーだな」
天然スケコマシ節が炸裂し、真っ赤になったヒロイン名前を幸村は不思議そうに見つめていた。
ヒロイン名前のごほうび:幸村へのいたずら
幸村のごほうび:夢主の作る料理全て