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お礼画面

轟少年と無駄な知識

『きゃっ』
「お」

曲がり角を歩いていたら轟くんとぶつかってしまって今に至る。
私が倒れて轟くんが手を差し伸べてくれる。これはなんか…あれ…みたい…

「わりぃ。少女漫画みたいになっちまったな」
『あ、意外と読むのね。ありがとう』

私は彼の手を借りて起き上がった
意外だ。とても意外。轟くんも…ていうか、男の子も少女漫画とか読むんだ…

「相談したら芦戸たちが貸してくれてな」
『あー芦戸さんからね、相談?なんか悩みがあるなら私も聞くよ?』
「いや、大丈夫だ。ありがとう」

スパッと断られてちょっと傷つきそうになったけど、微笑み混じりだから大丈夫だった。
それにしても良い面してるな

いかんいかん。そんな良い面眺めてたら思わず

「俺に気が向いたか?」

『…へ?』

「なんてな、やっぱり漫画みたいにはいかないな。芦戸たちに漫画返してくるか」

じゃあな、なんて彼は去ってしまうけどちょっとまって

そんなの意識する。ずるい。
これだから面が良い奴はずるい

私は誤魔化すため走って職員室まで行こうとしたけど飯田くんに捕まった

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