00.受験
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『でも泣き顔見せた後にどう会えばいいかわかんない…!』
私は自分の部屋でクッションに顔を埋めて葛藤中
廻さんとは喧嘩したことないし謝り方もわからない
『廻さん…怒ってるかな…』
でも、私だって進路についてだから。妥協とか遠慮なんてしたくなかった
でもでも、廻さんも私が心配だから…
コンコン
「名前、入るぞ」
私が悶々と考えていたら廻さんが来た
勝手に入ってきた。
廻さん。ノックした意味だよ
ええい!もう謝ろう!
『廻さん…さっきは「雄英に入りたいのか?」…!』
廻さんは私をまっすぐ見つめてそう聞いた
「俺はヒーロー気取りの病人は嫌いだ」
『知ってるよ…』
ニュースで流れるたびに舌打ちするもん
私も気を使って廻さんにだけはヒーローの話しない程だ
「お前だけはそれになるな」
やっぱり反対…
「ならないために、全力を尽くせ」
『…!、はい!!やったー!』
私はつい勢いよく廻さんに抱きついてしまった
廻さんは潔癖症なのに…!
『…え?』
廻さんは私を優しく抱きしめ返してくれた
蕁麻疹も少し出ているのに、
珍しい。どころの話ではない
中学生になって廻さんに甘えたりなんかなかったから懐かしく感じた
廻さんの良い匂い…
『廻さん逞しいですね…』
「あたりまえだ」
昔とは全然違う
あったかくて逞しくて男の人だ
なんか照れ臭くなってきた…
『…ありがとう』
「合格しろ」
『うん!』
組みの人たちは怖いとか言ってるけど
わたしにとって廻さんは
お父さんというかお兄ちゃんというか
優しい特別な存在だ
(廻さん…離して…)
(…)
(廻さん…!!ちょ、クロノぉーー!!)
(またでやすか)