Nostalgic-Date
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WCも幕を閉じ、部活もペースダウンする──ワケも無く、今度は新人戦に向けての練習が始まる。
3年の先輩達は引退し、寂しい気持ちもあるけどそんな事も言ってられない。
またひたすら練習、練習、練習。
…の合間に、オレ的ご褒美イベント!
それは、WCが終わって3年の引退式や部の引き継ぎの慌ただしさが落ち着いた時のコトだった。
“…い、今、なんて?”
“この距離で聞こえなかったんですか?”
“いや、だって…夢かなって…”
オレの部屋で茗子と勉強会をしていた時、茗子が不意に言った言葉にオレは慌てて聞き返した。
WCがあった時、確かに茗子はオレを避けていた。どこか気まずそうにしていたのに気付いている。
きっと、何か思う所があったんだろう。
だけど、すぐにそんな様子はなりを潜め、いつも通り…いや、どこか吹っ切れたようにオレに対して遠慮がなくなった。
だから、この言葉が出ても不思議じゃない。
“では、もう一度言います。涼太──デートしてください”
“………………し、したいっス!!するっス!!”
なんでも、模試で1位取った時のオレを好きにするというアレだったらしい。
そんなコトしなくても茗子からの誘いを断るワケないのに。
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