Empty-Heart
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「今日、寝る前にこれに目を通しておいてください」
「ノート?こんなのまで書いてくれたんスか」
「はい。お世話するならとことんまでですから」
「これ、イイ点取らなきゃダメっスね」
「そうですね。期待していますよ」
「そうやってプレッシャーかけるんスから」
「では、健闘を祈っています」
「うん。あ、茗子も1位取れなかったら…」
「分かっていますよ。涼太こそ楽しみにしていてください」
「…それは怖いっス」
「ふふっ。では、おやすみなさい」
「ん。おやすみ」
日曜の夜。お泊まり勉強会も終わり、茗子が迎えに来た親の車に乗るのを見送る。
運転席にいる父親と目が合ったから慌てて頭を下げると、人の好い笑顔を向けてくれた。
若く見えてカッコイイ人だ。
車に乗り込んだ茗子に手を振って、姿が見えなくなってから部屋に戻った。
茗子から貰ったノートには模試での要点を解りやすく纏めてあった。
スッゲー出来た彼女だよなぁ。
本当オレが釣り合ってねーじゃんって感じ。
よし!まずは目の前の模試だ!
イイ点取って褒めてもらおう!
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