勘違い
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最近、秋山さんの会社にめちゃくちゃタイプの女の子が入っていくのを何度か見たことがある。
エリーゼの子かなって思ったけどキャバ嬢っぽくはないし、秋山さんには未だに聞けずにいる。あわよくばお近づきになれないかと下心満載でスカイファイナンスまで訪れてしまった。
意を決して中に入ろうとした時、声が聞こえたのでほんのすこし聞き耳を立ててみる。
「んっ…はぁ、すっごく気持ちいいよ、なまえちゃん」
「ふふ。秋山さん、いつもよりすっごいかたくなってますよ」
「ははっ、そりゃぁ俺も…ねぇ?」
「ここまでかたい人ってなかなか…」
「そんなに?いやあ、参ったな」
「でも、やるほうとしては楽しみです」
「あ~~そこ、それ……なまえちゃん、ヤバいって…」
「ここ、ですか?」
「あっ…そう、もっと強く…」
「こう?」
「っあ~……いい、最っ高…」
「もっと気持ちよくしてあげますね」
「なまえちゃん、上手すぎてつい声出ちゃうんだよねえ…」
彼女、なまえちゃんて言うんだな、と思ったけれどその後の秋山さんの何とも言えない声と言葉。
これ、入っていいのか?いや、さすがにいい大人が白昼堂々オフィスで…と思ったけどよくよくみたら建てつけの悪いせいかドアが少しだけ開いている。
ちょっとだけ眩暈がして踵を返そうとした時、階段を昇ってくる足音とよく聞き慣れた声がした。
「あれ、城戸さん?社長に用事ですか?」
「花ちゃん…!や!大丈夫!てか今!お邪魔みたいなんで!」
思わず小声になりあたふたしてしまう。
「邪魔…?あぁ、なまえさんが来てるだけだから大丈夫ですよ~」
そう言って花ちゃんはドアに手をかけて開けてしまった。
「ただいま戻りましたー!」
終わった…と思って瞑っていた目を開け振り向くと、「あ、花ちゃんおかえり~」とのんきな声が返ってくる。
「社長、城戸さん来てますよ」
「え?城戸ちゃん?」
ソファに座る秋山さんと目が合う。その後ろには、俺がお近づきになりたかった彼女。
「……へ?何、してんすか?」
「何って…いや、彼女なまえちゃんて言うんだけど。そこの整体師さんでさ、めちゃくちゃ上手いんだよね」
「秋山さんのお知り合いですか?こんにちは」
俺を見てふわりと笑い挨拶をした彼女、やっぱりめちゃくちゃかわいい…じゃなくて。
彼女の両手は秋山さんの肩に置かれている。
ていうか、整体師?
めちゃくちゃ上手い?
「秋山さん、ほんとに何したらこんなにバキバキの肩になるんですか?」
「いや~働く男はつらいよね。うん。あとは年のせい?」
「背中とか腰も、ほんっとにこれ放っておいたらやばいですよ。合間にストレッチとかしてくださいね」
あぁ、なるほど。そういうことか。
「でも今日、なまえちゃんにしてもらってだいぶ楽になったよ。ありがとう」
「いいえ。いつもお世話になってますし、このぐらいならいつでも」
その会話を聞いて自分のアホさ加減に呆れた。ていうか童貞かよ!
「あ、城戸ちゃんもやってもらえば?」
「………や、俺は…いっす…」
彼女と顔見知りになれたことより、しばらくの間顔を合わせたくないなって思いの方が強かった。
エリーゼの子かなって思ったけどキャバ嬢っぽくはないし、秋山さんには未だに聞けずにいる。あわよくばお近づきになれないかと下心満載でスカイファイナンスまで訪れてしまった。
意を決して中に入ろうとした時、声が聞こえたのでほんのすこし聞き耳を立ててみる。
「んっ…はぁ、すっごく気持ちいいよ、なまえちゃん」
「ふふ。秋山さん、いつもよりすっごいかたくなってますよ」
「ははっ、そりゃぁ俺も…ねぇ?」
「ここまでかたい人ってなかなか…」
「そんなに?いやあ、参ったな」
「でも、やるほうとしては楽しみです」
「あ~~そこ、それ……なまえちゃん、ヤバいって…」
「ここ、ですか?」
「あっ…そう、もっと強く…」
「こう?」
「っあ~……いい、最っ高…」
「もっと気持ちよくしてあげますね」
「なまえちゃん、上手すぎてつい声出ちゃうんだよねえ…」
彼女、なまえちゃんて言うんだな、と思ったけれどその後の秋山さんの何とも言えない声と言葉。
これ、入っていいのか?いや、さすがにいい大人が白昼堂々オフィスで…と思ったけどよくよくみたら建てつけの悪いせいかドアが少しだけ開いている。
ちょっとだけ眩暈がして踵を返そうとした時、階段を昇ってくる足音とよく聞き慣れた声がした。
「あれ、城戸さん?社長に用事ですか?」
「花ちゃん…!や!大丈夫!てか今!お邪魔みたいなんで!」
思わず小声になりあたふたしてしまう。
「邪魔…?あぁ、なまえさんが来てるだけだから大丈夫ですよ~」
そう言って花ちゃんはドアに手をかけて開けてしまった。
「ただいま戻りましたー!」
終わった…と思って瞑っていた目を開け振り向くと、「あ、花ちゃんおかえり~」とのんきな声が返ってくる。
「社長、城戸さん来てますよ」
「え?城戸ちゃん?」
ソファに座る秋山さんと目が合う。その後ろには、俺がお近づきになりたかった彼女。
「……へ?何、してんすか?」
「何って…いや、彼女なまえちゃんて言うんだけど。そこの整体師さんでさ、めちゃくちゃ上手いんだよね」
「秋山さんのお知り合いですか?こんにちは」
俺を見てふわりと笑い挨拶をした彼女、やっぱりめちゃくちゃかわいい…じゃなくて。
彼女の両手は秋山さんの肩に置かれている。
ていうか、整体師?
めちゃくちゃ上手い?
「秋山さん、ほんとに何したらこんなにバキバキの肩になるんですか?」
「いや~働く男はつらいよね。うん。あとは年のせい?」
「背中とか腰も、ほんっとにこれ放っておいたらやばいですよ。合間にストレッチとかしてくださいね」
あぁ、なるほど。そういうことか。
「でも今日、なまえちゃんにしてもらってだいぶ楽になったよ。ありがとう」
「いいえ。いつもお世話になってますし、このぐらいならいつでも」
その会話を聞いて自分のアホさ加減に呆れた。ていうか童貞かよ!
「あ、城戸ちゃんもやってもらえば?」
「………や、俺は…いっす…」
彼女と顔見知りになれたことより、しばらくの間顔を合わせたくないなって思いの方が強かった。
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