若いころ
同胞の戦死をその奥さんに告げに行く、兵士時代の辛い思い出。
こうやって悲しい思いをする女性をひとりでも減らすために自分は結婚なんかしないぞ、と決意を固めたり、軍師として死人を出さないように隙のない指揮をすればいいんだと頑張るもどうしたって犠牲は免れず、その度にひっそり落ち込む。でもいちいち落ち込んでもいられないので、多少の犠牲は致し方ない、彼らは名誉の戦死を遂げたのだと無理にでも納得する。ハッキリとは言わないけど、弱い彼らも悪いみたいな(これが彼の座右の銘の「チカラなき者は去れ」に繋がる。いや、無理にでも繋げるw)。
家庭なんか持ったら心が浮ついてますます弱くなってしまうだろう、とさらに結婚から遠ざかっていたら、ある日半強制的に縁談が決まり、とうの昔に手放したと思い込んでいた庇護欲をかきたてられる嫁がやってきて、氷のように冷たく固めていた彼の土台がグラグラと揺れ始める。
そのグラグラを私は描いているワケですよ。自分に都合のいい解釈を交えながら。3年以上。
こうやって悲しい思いをする女性をひとりでも減らすために自分は結婚なんかしないぞ、と決意を固めたり、軍師として死人を出さないように隙のない指揮をすればいいんだと頑張るもどうしたって犠牲は免れず、その度にひっそり落ち込む。でもいちいち落ち込んでもいられないので、多少の犠牲は致し方ない、彼らは名誉の戦死を遂げたのだと無理にでも納得する。ハッキリとは言わないけど、弱い彼らも悪いみたいな(これが彼の座右の銘の「チカラなき者は去れ」に繋がる。いや、無理にでも繋げるw)。
家庭なんか持ったら心が浮ついてますます弱くなってしまうだろう、とさらに結婚から遠ざかっていたら、ある日半強制的に縁談が決まり、とうの昔に手放したと思い込んでいた庇護欲をかきたてられる嫁がやってきて、氷のように冷たく固めていた彼の土台がグラグラと揺れ始める。
そのグラグラを私は描いているワケですよ。自分に都合のいい解釈を交えながら。3年以上。