コーヒーカップの底

銀河英雄伝説を観ています

2025/04/09 17:34
雑記
タイトルママ。

銀英伝を見始めました。
というより、以前より見ていて中途半端だった続きを見始めたというのが正しい。

原作未読、アニメ見途中とかいうクソにわかなので刺さないで。

まずシリーズが多くて手を付けるとこを見誤った結果、全て中途半端になってしまったのが5年前。
旧作と呼ばれる石黒版銀英伝を7話まで。
劇場版(?)(Die Neue Thereの劇場再編集か?)の序盤を一作。
新作と呼ばれるDie Neue Thereを現在8話まで。

びっくりするほど全てが中途半端。
意を決して現在はDNTの方を見てます。
たまたまアマプラにおすすめされただけなのだけど、石黒版110話を観る勇気が無いのと、まぁ新約版ということで事前情報ゼロで見れるのでこちらを。4クールで話数も少ないし。

現在(2025/4/8)は8話まで見ました。
ヤン・ウェンリーがイゼルローン要塞を攻略し、キルヒアイスがカストロプ動乱を鎮めたところ。


このサイトを見てくれている諸兄には、私がなぜ銀英伝を見始めたのかを説明せねばなるまい。

ツキプロの帝国を書くにあたり、宇宙での艦隊戦を参考にしたかったというのが理由。
洋上での提督業は経験があるのだけど、さすがに宇宙空間での艦隊戦は分からない。ガンダムのような汎用人形戦闘兵器という訳でもないので、いかんせんノウハウがない。
宇宙空間での艦隊戦といえば宇宙戦艦ヤマトとか、往年の名作ぐらいしか出てこないのだけど、やっぱり難しいのかなぁ。
マクロスはどちらかといえばガンダム寄りの航空機だし、戦闘妖精雪風はゴリゴリの戦闘機だ。
宇宙で戦う戦艦もの。私が知らないだけの可能性もあるので、もしご存知の方がいればメールフォームから教えて下さい。

銀英伝、確かにめちゃくちゃ面白い。ゆるふわミリヲタなので、こういう軍事・戦史もの本当に好き。
しかし相手が知能のある人間なので、未知の宇宙生物を相手にする月帝だとちょっと難しいだろうなと思うところもしばしば。(銀英伝を見始めた動機がアレなので、ここは許してほしい)

知略と軍略を使った戦いは本当に見ていて面白い。
たった数話しか見てないのにこうやって記事を書いているのは、面白い感情が抑えられなかったからなのだ。

特にイゼルローン要塞攻略は良かったなぁ。鮮やかで。
戦争の要所であるにも関わらず警備の薄さや爪の甘さが目につくけど、それを除いても良いと思った。
個人的にこういう戦史ものは、戦争の背後にある政治ゲームが好きなので、戦いの隙間から滲んでくる臭い政治の香りににたにたしたりしてる。ヤン提督は辞めさせてもらえないだろうね。


ちょっと月帝の話に戻ります。

まぁ、前述の通り宇宙空間での艦隊戦に詰まっていて、艦隊ではなく戦闘機やモビルスーツみたいなやつに改変してしまおうかぁとか悩んでいたのだけど、イゼルローン要塞攻略を見て、やはり艦隊で行こうと心を改めた。

要塞の発砲命令を出すシーンがめちゃくちゃ、めちゃくちゃ、そりゃとんでもなく興奮したからだ。

「撃て」

たった2文字の言葉でここまで興奮できるのはやっぱり艦隊戦だけだ。
前述の提督業とは、まぁ艦これのことなんだけど、艦娘も「てーっ!(撃て)」って叫ぶセリフが好きなんですよ。
「砲塔旋回よーし!てーっ!」
戦闘中だからこそ、短く簡潔な命令文が個人的に大好き。特に普段ふわふわしてる人からの命令はひとしお。興奮しちゃうね。

こんな大きな船を複数の人間で動かして、敵を殺せと命令するこの瞬間!これは複数人で運用しなければならない艦隊だけの特別な興奮なんですよ!

銃を撃つのは自分の意志。トリガーを引くのも自分の意志。
ただ砲撃だけは、自分の意志だけではダメなんだよ。
銀英伝でいえばヤン提督と、カストロプ伯爵の「撃て」の重さの違いが、本当に鮮やかで。

ヤン提督に関しては多数の命を守るために、旗艦を確殺するための命令を「撃て」の2文字に乗せているのが最高に良かった。「これでは虐殺です」と言った補佐官のセリフも良い味を出してた。
ココも拳銃とは違うところだと思う。自分は命令するだけだから、自分が発する命令の重みが分からなくなりやすい。
その重みを理解した上で発されるソレが、堪らなく興奮するのだ。

本当に良かったなぁ…………良い。最高。
あ〜〜〜言わせたいな〜〜…………昂くんに「撃て」って……。
敵を殺せと、自身の意志を持って、その口で命令させたいなぁ〜〜〜

我が家の月帝は艦船の操縦方法をアルペジオ方式をとってるので、それこそピストルのように適合者自身の意思で撃ててしまうので、言葉の重さの軽減はありそうだけどそこは上手いとこなんとかしたいなぁ。

あと強いて言えば今のところ昂くんの出撃予定がないのがめちゃくちゃ悔やまれる。
どこかで私はプロットをしっかり書き込んでから本文を書くタイプの人間だと書いた気がする。当然、先の行動とか全て決めてるのだけど……ちょっと途中で昂くんの戦闘ねじ込んでしまおうかと思ってしまう程度には、ヤン提督の「撃て」が良かったのだ。


今のところ毎朝の支度の折に1話づつ見てます。
この調子で中途半端な石黒版の銀英伝(110話)も見たいな。(今確認したら劇場版3本、OVA110話、外伝52話とかいうバケモン物量だった……DNTもシーズン4まであるぞ……?やれるか……?)

以上、銀英伝面白いよ記事でした。
追記
思えば銀英伝。
宇宙空間なのに無重力表現が一切ない。
もしかしたら見逃し、聞き逃しの可能性もあるけど、あの世界は重力があって宇宙に上下が存在してるのが、気になったとこ。
気になったってのは、マイナス面ではなくて、おもろいなーという側面で。
ジョージ・ルーカス監督の大好きな言葉。
『俺の宇宙では音が鳴る』
創作にあたってこの言葉は、色んなところに刻み込む至言だと思ってる。

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