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コーヒーカップの底

[2/26追記]ジークアクスを観ました①

2025/02/23 15:13
映画ネタバレ
[カッコ内2/26追記分]
[追記した結果、文字数オーバーになりました。当該記事をガンダム部分と自語り部分で分割いたします。申し訳ございません。]

分かるでしょう!?ネタバレです!!!!!!!
ガンダム興味ない人と、ガンダム興味あってジークアクス見てない人はこの記事を見るな!!!去れ!!!!!!!!!!

本当、マジで本当に何あれ。
健康診断で血圧高めって言われたので、興奮させないで欲しい。
あと、極度の興奮は本気で体調悪くする。思い出そうとすると今でも動機息切れでしんどくなるのでもうダメです。歳です。

歳なので、順序を踏んでゆっくりとお話しさせてください。話します。話すぞ。

[公式イベントのシュウジ、シャア、シャリアの中の人が登壇している生放送(生放送アーカイブURLは最後に記載しておきます)を見て、パンフレットに100年戦争の年表があると知ったので、急いで買ってきました。
追記分はパンフレット読んだ上での内容となります。何も知らない私と、ちょっと知った私の対比をお楽しみください。
あとエグザべくんの名前をずっとエクザベくんと呼んでおりました。謹んで謝罪申し上げるとともに、本追記にて修正いたしました。]



・カラー×サンライズと事前情報について

好きな人が多いからあまりこう言いたくはないのだが、私は庵野監督とは趣味が合わない。
エヴァも見たし、シンゴジも見た。
エヴァは結局のところなんだったの?だし、シンコジは日本国という嫌なところが凝縮されてて、不快感が勝った。それを狙っての事だろうなぁとも思ったけれども。
でもエヴァ量産型は好き。量産型と二号機の戦いも好き。
ところどころで好きは噛み合うのだけど、決定的なところでかみ合わない。
だから庵野監督が脚本を執ると聞いて、めちゃくちゃ不安が強かった。
よく調べたら監督は鶴巻さんだったし、脚本も彼一人が書いているものじゃなかった。
(後々のインタビューなどで、庵野監督が提案したところをばっさりカットしたとかも言っていたので、彼の灰汁の強い部分はトリミングされてるのかな?とも思ったり。ちなみに弁明させて欲しいのが、灰汁はアミノ酸で旨味成分であるので、強すぎる旨味は灰汁になってしまうという。もちろんその灰汁が好きな人の事は否定してないし、彼に関しては好きな人が大半だと思う。これは私の口に合わなかったというだけの話です)
とにもかくにも、彼の趣味というところに関しては信頼してないのだけど、オタクという点に関しては信頼している。
彼のガンダム好きは方々に知られているため、耳にしないといことはない。ガノダは厄介なオタクも多いが、それ故に信頼は出来る。
そんなオタクが作るガンダム。見たくないか?と言われれば見たいんだよ。

事前情報はほとんど入れてなかった。彼を信頼してないというのもあった。
フィルマークスの方でも書いたけど、当初は「SEED」や「OO」「水星の魔女」のように「ガンダム」と名の付くオリジナル路線のSFロボアクションだと思ってた。
エヴァでガンダムやるようなもんかと。ジークアクスのデザインもちょっとエヴァ寄りというか。腰から脛あたりのシルエットが近しい気がした。足先は斬新で良かったな。
ロボのヒールフェチなので、ヒールがバッサリ無くなってたのは残念だけど、あれはあれでかっこいい。パラとかの競技者の履く義足とか効率性重視過ぎてかっこいいんだよね。あれこそ機能美の極致という感じで。
まぁ、前面はそこまででもなんだけど、背面はマジエヴァなので公式サイトで見て欲しい。
[マチュがサイコミュ発動して腕が出てくるのキモすぎて笑っちゃった事を思い出した。エヴァの血が濃いのよ。]
という訳で、そういうエヴァの血を感じる主人公機と、主人公のマチュ。そしてザクのアックスが当初の広告で出現。あと、テムレイの装置。
ザクのヒートアックスもテムレイの装置もオマージュだと思ってたので、(マチュのキャラクタービジュアルが大きくかけ離れていたせいもある)せっかくタイトルにアックスとつけてるんだから、主人公機にふさわしいようなゴテゴテのアックスデザインすればいいと思ってた。

何もかもが違った。私が間違っていたんだ。
この世界は、U.C.だったんだ。

宇宙世紀0085だったんだよ。


・宇宙世紀こと、ユニバーサルセンチュリー

私は「OO」から入ったにわかガノダだけど、なんだかんだ宇宙世紀の軸が一番好き。
まぁ、長いし。シリーズも多いから厚みがある。そういう厚みって、本当に強みでその厚さの分旨味がぎっちり詰まってる。
しかしデメリットもある。その旨味を活用するには、その分の時間をかけてその厚みを堪能してもらうしかない。正直言って、ここが一番きついと思う。

しかし本作はその旨味をまるまると活用しながら、宇宙世紀の履修を必要としないというところにある。

これは一年戦争においてジオン軍が勝利したIF世界の話だからだ。

本気で衝撃を受けた。目から鱗だった。天才だと思った。
本質で行けばこれはアナザーガンダムで間違いないのだろう。しかし、ベースは宇宙世紀。一年戦争を経ている。
マチュらの生きる世界はザビ家が存命だし、シャアの存在する世界だ。
わくわくした。こんなにわくわくしたのは久々だ。

ガンダムに乗り込むのはシャアで、赤いガンダムに塗装され、サイコミュとピットも搭載。熱かった。
個人的に庵野氏の好きなところでもあるのだけど、整備中のピットのカットが本当に好きで。新品のシールいっぱい張ってあって最高だなって。こういう細かいところが本当に好き。

アムロではなくシャアがガンダムに乗り込み、木馬まで奪った。
そりゃあ、ジオン軍勝つよね。圧勝よ。
サイコミュが早々搭載されてたり、ちょっと技術力がファーストよりも高まってるように感じるけど、IFなんでね。気にしたら負けよ。
IFって本当に凄いよね。正史の旨味を根こそぎ吸っておきながらなにしたって許されるんだから。
劇場で見ててもそれアリかよ。そんなの許されるのずるいでしょ。って何度も思った。無法にもほどがある。
一応何となく宇宙世紀を嗜んでる程度の私でも混乱をきたしたのだから、宇宙世紀大好きおじさんの皆様の心情は計り知れない。
劇場でジークアクスを観てブチ切れて出て行ったおじさんがいたらしいという噂を聞いたけど、さもありなん……。受け止めるには大きすぎた。

とにかく頭の中にある年表を一生懸命引きながら見てた。こんなことになるならちゃんとしっかり見直してから来ればよかった。
本編ではキシリア様とギレン総帥は確認できたけど、ガルマくんは生きてるのかな?
ザビ家の遺児だったミネバ様はどうなのだろうとかとか。(2/22の情報公開にてザビ家のお家騒動うんうぬん言ってたので、ミネバ様登場あるかな?分かんない、楽しみ)
[生きてたし!!!!個人的な理由で除隊してる!!!!!!!!ザビ家全員ご存命!!!!!
と思ったけど、ソロモンが連邦に落ちてるので、ドズル中将はお亡くなり……ミネバ様が遺児であることに変わりはないのか……]

マクベくん相変わらずキシリア様至上主義者で可愛かったね。
正史ではホワイトベースの艦長として実績を積み、その後のシリーズでもちょくちょく顔を出していたブライト艦長はどうなったんだ……乗る船鹵獲されちゃったしね……
しかしアルテイシアがソロモンにいたから実のところはどうなのだろう。
自分はORIGINは見ていないので、詳しい人は教えて欲しい。
何度でも言う。私はにわかです。刺さないで。


・ビギニングからジークアクスへの繋がり

今作はシャアがガンダムを奪い無双する話だったが、その相棒として選ばれたのがシャリア・ブルだった。
へーシャリア・ブルね。シャリア・ブル……?シャリア・ブル!?!?!?なんか作画違くない????ちょっと令和寄りというか、シャリア・ブル!?!??!???
脳みそのメモリーから引っ張り切れなかった。顔は見覚えあるのに全然覚えてない。不覚。しかし私は悪く無いと思う。劇場版には出てなかったというし。
思えば強化人種が出て来てないという事は、天然ものを使うよなと。ねぇ、ララァはどうしたの……?

敗北を確信した連邦は、ソロモンをグラナダに落とすという作戦で戦争を終結させようとしていた。
シャア一行はソロモンに乗り込み、ソロモンを中から破壊してグラナダへの落下を阻止するという作戦だった。(シャアはその際その作戦を失敗に追い込み、連邦との痛み分けとしてザビ家の衰退を狙っていた)
が、サイコミュを搭載した赤いガンダムが突如共振。シャア以外の別の存在からの意識が作用していると言っていたが不明。
[この謎現象の名称がパンフレットから判明。劇中でもエグザべくんが何度か言ってた「ゼクノヴァ」というらしい。
一回しか観てないのでそこら辺聴き直したいけど、ジークアクス搭載のオメガサイコミュが悪さをすると「ゼクノヴァ」を引き起こすらしい。怖いね。
パンフレットによると、ニュータイプ関連の研究は戦争終結と共に一時凍結してたらしいけど、秘密裏に研究が再開され、その成果がジークアクスらしい。戦争は終わってるのになぜ禁忌とされていた研究が再開されたのか。特報で語られたザビ家のお家騒動や、現在の連邦の立ち位置など、未だに謎だらけであるのは変わりない。]

そのエネルギーは膨大なものとなり、結果的にはシャアを中心にソロモンの1/3ほどを削って消失した。
体積を大きく失ったソロモンは軌道を維持できずに、グラナダへの衝突を免れ、一年戦争はジオンの勝利として終結した。

そしてここからがジークアクス。
ジオン統治のUC0085。モビルスーツは民間へ払下げをされていたり、戦後の話が続く。
そんな中、ジャンク屋たちが始めたMSバトル。主人公マチュはなんやかんやで格闘バトルを行うという。後半はアナザーガンダムらしい話の流れで特に多くを語ることもないのだけど、面白いのが前述のビギニングの流れがアナザーガンダムであるジークアクスに複雑に絡んでくるところだ。

そもそも主人公機はシャリア・ブル中佐率いる部隊が秘密裏に行っていた作戦。ソロモン作戦時に消失した赤いガンダムとシャアを捜索するという。(正直これは明言されてない。5年前にいなくなった兵士はとうに戦死扱いだろう。いいところ新型機の機能テストがメイン任務のように思う)
その際に赤いガンダムを見つけて、パイロットであるエグザベ少尉がジークアクスに乗り戦闘を行ったところにある。
その際、コロニーに潜り込んでしまい、なんやかんやでマチュに奪われてしまう。そんな不憫枠。

そんな消失した赤いガンダムは主人公ズの一人であるシュウジが乗っていた。

この段階で謎ばかり。5年前に消失したはずの赤いガンダムがなんでここにあるのか。何故シュウジはそれをもっているのか。
これに乗っていたシャアはどこへ行ったのか。
キラキラに関しては今更言うまい。しかし、5年前戦局を決定付けたあのエネルギーの共振は誰のモノなのか。もちろん、主人公ズは学生で若いので彼らではないと思う。
あの時何が起こったのか。あと、アルテイシアも絶対巻き込まれていると思う。兄妹して巻き込まれてる。可哀相。現在進行形でララァ未登場なのも気になる。
[こちら、ララァに関しては年表に載っておりました。ガンダムを鹵獲したことにより、サイコミュ搭載大型モビルアーマーの開発中止と。これはララァの乗ってたエルメスの事だろうなと。そりゃあエルメスがなければララァも出てこないわ……でも死んでない。このあと……出てくるのか……??
というかガンダムも木馬も奪われてボロボロの連邦はガンキャノンを、軽キャノンとして量産とあるのだけど、凄いな連邦……さすがの生産力!戦いは数だからね!兄貴!]

連邦は劣勢で主要人物が何人か脱落していてもおかしくないので、出て無くても気にならないのだけど、ジオン側で未登場の主要キャラがいるのがちょっと気になる。
[思い出したのだけど、連邦側の人間でカイさんは絶対出てきそう。あんなキャラ的に有効な男を庵野氏が逃すとは思えない。……しかし、カイさんはもともとひねくれたキャラで、ホワイトベースでのアムロやその他の仲間たちとの交流で、今のカイさんが出来てるので、アムロが存在しないカイさんはどうなんだろうな……。いや、そもそもアムロが居ないとは描かれてない。ガンダムに乗れなかっただけで、生きてはいるのか。じゃあ逆シャアの無い世界であれば、アムロは存命……!?ジークアクスの世界でアムロ出てきたらどうしようね……。
サイド7潜入時、ジーンのジムが不調で置いていかれた事によってアムロが向かわなかったので、シャアがガンダムと木馬を鹵獲できたとあって、ジーンが一年戦争の特異点とか言われてて笑ってしまった。一年戦争開戦時点でジオンに勝ち目はないと言う専門家の意見を覆す特異点ジーン。ずっと面白い。]


赤いガンダムに乗るシュウジが、ガンダムと対話をしている描写があるので、シャアの意識がガンダムに溶け込んでしまっているんじゃないかなと思ったり。(それだとしたら、同じニュータイプであるシャリア中佐がすれ違った時に気付かない訳が無いのでその説も違うんだろうなと)
絶対将来、記憶喪失の仮面の男枠でシャア帰ってきそう。わかんないけど。

シュウジに関しては予告でちらっと出ていて、あ~庵野氏の好きそうな男~~~って思ってたし、それは今も変わらない。しかし、ガンダムに乗るのはマチュとニャアンだと思ってたから、お前が乗るのか。と思った。そのごつい革手は絶対整備士枠だったじゃん。赤いガンダムを個人で持ってるから、自分で整備もするんだろうけどさ。

いや~~~~~すっごい、すっごい続き気になる。
いつだよ、TV公開。先行で劇場公開してるけど、これTV版だと結構変わっていそうな気がする。
劇場だからぬるぬる見れたけど、TV24分。ビギニング1話、ジークアクス2話にするのか。それにしてはビギニングの方が時間足りなさすぎる。ビギニング2話とすると、ジークアクスとしての枠数を圧迫してしまう。
多分だけど水星の魔女方式で、ビギニングだけ特別放送となる予感。
いや、これ難しいな。

しかし、水星の魔女で集めた新規勢をファーストへ誘導させるこの流れは天才的だと思う。前述の分厚すぎるだけで敬遠される宇宙世紀へ、アナザーガンダムを使って興味を持たせる手腕はすべての長寿作品で使える。
逆に言えばアナザー作品を大量に世に生み出し続けてたサンライズの強みでもあるのかもしれない。

いやー本当に楽しみだ。本当に楽しみだ。
事前情報ほぼゼロで見て良かった。最高。


・今作で好きだったところ

ストーリには関係ないけど、絵的に好きだったところ。
前述した新品ピッドの整備カットや、払下げされたザクが建築塗装されてたりとかそういう細かいところを取り上げていく。
こういうところ、本当に好きなんだよね。特に戦争兵器が払下げされているところ。
軍警塗装も良かった。ちゃんとパトランプついてたし、警棒もしっかり搭載。公権力の腐敗もばっちり標準装備。[パンフによるとさすまたもあるって!完璧じゃん!]
素敵だなぁ。読み取れなかったけど、○○建設ってペイントされてたザクめっちゃ好き。[「黒潮建設」でした。]
元パイロットが闇格闘技してるのも良い。
こういう細かな世界観を補強している描写に興奮する質なので、よだれだらっだらだった。
こういう描写に定評があるのはパトレイパーだけど、残念ながら未履修で、いつか絶対見たい。

あとは米津玄師ね。
あの男が曲を作るたびに、皆が戦々恐々していて大抵関係のない私は高みの見物をしていた。
そんな男がガンダムにやって来た。
私は歌詞を聞き取る能力が欠如してるし、歌詞から何かを感じ取る感性も枯渇しているので、イメソンとかそういうのが良く分かんないタイプの人間です。
オタクとして致命的で、イメソンの話だったり、米津と解釈バトルで敗北してる人々の気持ちがあまり分からなくて悔しかった。音楽に関する情緒があまりにも足りなくて悲しい。

そんな人間が自分のフィールドで解釈の悪魔である米津玄師と相対した。
正直な感想はびっくりした。

私は歌詞を聞き取れないので、確信的な事は何も言えないけど、これはジークアクスの歌であり、ガンダムではないと思った。
だけど、私が見てる映画はジークアクスだし、なにより感心したのが音嵌めと構成。
挿入歌として「Plasma」が流れたのだけど、思わず感動しちゃった。歌詞と映像が合いすぎている。歌詞を見て映像を作ったのか、映像を見て歌詞を作ったのか分かんないけど、曲を聴きながら映像を見た時のバチバチに一致するあの快感は何だろうか。絶対この現象に名前あるはず。

米津玄師が皆に恐れられる理由の一端を感じた。これは曲だけでなく、構成の上手さも味を出しているのだろうけど。
しかし、音楽の感性が欠如している私でさえ凄いと思ったのだから、彼が凄いことに間違いはない。この曲を噛み砕いて解釈してる人の話も是非聞きたい。
(邦キチ漫画でジークアクスに触れられていたけど、登場人物のガノダおじさんは挿入歌に関しては良く分かって無かったという描写があったので、もしかしたらおじさんには厳しかったかもしれない。分かんないけど)

[隙自語は②に移動しました。]
[GNFステージ キャスト登壇ステージアーカイブ:https://youtu.be/4gE4PCT4U3s?si=q1S3vuCsjNmj4YWQ]

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