レオいず
長(?)編
→頭の悪いエロ
『おちんちん大パニック』
月永レオ×瀬名泉
「おれ、昨日セナの中にちんこ突っ込んだまんま寝ちゃったのかーーーー⁈」
セキュリティ、防音がしっかりとなされたマンションの一室に響くさけび声。それは今を時めく人気アイドル〝Knigts〟のリーダー兼様々な楽曲を手掛けている人気作曲家としても知られる月永レオから発せられたものであった。
*
昨日、おれはだ〜いすきなセナとあま〜い夜を過ごした。
それはもう、第三者から見れば胸焼けがして下手したら吐いてしまうんじゃないかってくらい。(まぁ、セナとのそれを他人に見せる気なんてさらさらないけど。可愛い可愛い夜のセナは、おれはだけが知って入れば良い)久々に肌を重ねて、お互いの熱量をぶつかり合わせるような激しい行為。甘い言葉をひたすら紡ぎながら体力の限界までお互いの熱を求め合ったのだ。ん? じゃあもしかしてあれは昨日の事じゃなくて今日のことか? 時計を最後に確認したのはいつだったっけ?
いや、そんなことは今はどうでも良いのだ。いやいや、セナのことでどうでも良いことなんて何一つ無いけど! とりあえず今、それは大きな問題じゃない。今解決すべき問題は、起きてから感じている、おれの大切なムスコへの違和感。最初は朝勃ちか、昨日散々したのに元気が良いな、なんて間抜けな事を考えたけど、それにしては妙に暖かかったし、気持ちが良い。
じゃあこの感覚はなんだ……?
そう思ってムスコの様子を見ようと身じろぎをした時にそれは起こった。
「っつ……んぁ……」
隣に眠っているセナが、小さく声をあげたのだ。おれの体を動かした時、すなわち、おれのムスコを動かした時に。
まさかと思ってセナの尻のあたりを覗き込めば、ばっちり入っていた。
ーーそう、眠っているセナの中にしっかりと埋まっているのは、あろうことかおれのムスコ、ちんこ、ペニス。
なんで?なんでおれのちんこがセナの中に入ってんの? 頭の中がはてなマークでいっぱいになって、……数秒。冒頭に戻る訳である。
「え、え、マジでどうしよう……! 無理に引っこ抜いたら……痛いよな? ローションもとっくに乾いてるだろうし……とりあえずローション足すか……?」
混乱する頭で考えついたことを実行しようと、昨夜使用したはずのローションを目で探すと、それは蓋が開けられたままの状態でベッドの下に転がっていた。
……改めて今の状況を説明しよう。
ベッドの上で寝息を立てているセナとそのセナの中にちんこを突っ込んだままのおれ。ちなみに、動くとおれのムスコも動いてしまってセナが痛がるので身動きがとれない。そして今世界で一番欲しいローションはベッドの下。ここから導かれる結論はただ一つ。
ローション、取れない。
さすがおれ! 名探偵! フッフッフッ……真実はいつも一つ! ……ってそうじゃないだろ! いかんいかん、おれともあろうものがつい現実逃避してしまった。
で、どうするか。おれの作曲以外にはまるで役に立たない頭脳をフル回転させる。
「そうだ! セナの精液を使おう!」
続く
→頭の悪いエロ
『おちんちん大パニック』
月永レオ×瀬名泉
「おれ、昨日セナの中にちんこ突っ込んだまんま寝ちゃったのかーーーー⁈」
セキュリティ、防音がしっかりとなされたマンションの一室に響くさけび声。それは今を時めく人気アイドル〝Knigts〟のリーダー兼様々な楽曲を手掛けている人気作曲家としても知られる月永レオから発せられたものであった。
*
昨日、おれはだ〜いすきなセナとあま〜い夜を過ごした。
それはもう、第三者から見れば胸焼けがして下手したら吐いてしまうんじゃないかってくらい。(まぁ、セナとのそれを他人に見せる気なんてさらさらないけど。可愛い可愛い夜のセナは、おれはだけが知って入れば良い)久々に肌を重ねて、お互いの熱量をぶつかり合わせるような激しい行為。甘い言葉をひたすら紡ぎながら体力の限界までお互いの熱を求め合ったのだ。ん? じゃあもしかしてあれは昨日の事じゃなくて今日のことか? 時計を最後に確認したのはいつだったっけ?
いや、そんなことは今はどうでも良いのだ。いやいや、セナのことでどうでも良いことなんて何一つ無いけど! とりあえず今、それは大きな問題じゃない。今解決すべき問題は、起きてから感じている、おれの大切なムスコへの違和感。最初は朝勃ちか、昨日散々したのに元気が良いな、なんて間抜けな事を考えたけど、それにしては妙に暖かかったし、気持ちが良い。
じゃあこの感覚はなんだ……?
そう思ってムスコの様子を見ようと身じろぎをした時にそれは起こった。
「っつ……んぁ……」
隣に眠っているセナが、小さく声をあげたのだ。おれの体を動かした時、すなわち、おれのムスコを動かした時に。
まさかと思ってセナの尻のあたりを覗き込めば、ばっちり入っていた。
ーーそう、眠っているセナの中にしっかりと埋まっているのは、あろうことかおれのムスコ、ちんこ、ペニス。
なんで?なんでおれのちんこがセナの中に入ってんの? 頭の中がはてなマークでいっぱいになって、……数秒。冒頭に戻る訳である。
「え、え、マジでどうしよう……! 無理に引っこ抜いたら……痛いよな? ローションもとっくに乾いてるだろうし……とりあえずローション足すか……?」
混乱する頭で考えついたことを実行しようと、昨夜使用したはずのローションを目で探すと、それは蓋が開けられたままの状態でベッドの下に転がっていた。
……改めて今の状況を説明しよう。
ベッドの上で寝息を立てているセナとそのセナの中にちんこを突っ込んだままのおれ。ちなみに、動くとおれのムスコも動いてしまってセナが痛がるので身動きがとれない。そして今世界で一番欲しいローションはベッドの下。ここから導かれる結論はただ一つ。
ローション、取れない。
さすがおれ! 名探偵! フッフッフッ……真実はいつも一つ! ……ってそうじゃないだろ! いかんいかん、おれともあろうものがつい現実逃避してしまった。
で、どうするか。おれの作曲以外にはまるで役に立たない頭脳をフル回転させる。
「そうだ! セナの精液を使おう!」
続く
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