伊角慎一郎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
突然だが俺には、いい感じの関係の女性がいる。
「いい感じ」というのは
まだ付き合ってはいない状態のことで、
俺は告白するチャンスを伺いながらもなかなか機会は訪れず、
今日が3回目のデートになる。
和谷が
「3回目のデートでキスくらいしないとヘタレボーイだよな」
と言っているのを内心ドキドキしながらも聞いていた。
つまり、今日を逃すと俺はいわゆるヘタレボーイになってしまう...。
ボーイなんて歳なのか、と自問自答しながらも
彼女との待ち合わせ場所に向かう。
『こんにちは、伊角さん、待ちました?』
待ち合わせ場所に到着し、今日どんな雰囲気でキスまで持っていこうかを考えていたら
思っていたよりも早く名無しさんが到着した。
「名無しさん、いや、全然待ってないよ。行こうか。」
イメージトレーニングしていた最中に
本人が登場したので軽く冷や汗をかいてしまったが...。
平常心平常心。
脳内で和谷がヘタレボーイと連呼しているが
気にせずに彼女と目的地に向かう。
『伊角さん、今日はいつもよりも疲れていますか?』
一通り歩いた後、公園に併設してある喫茶店で
各々好きな飲み物を頼み、近くのベンチに腰掛けた時
名無しさんが若干心配そうに俺の顔を覗き込む。
「いや!そんな事はないよ。」
咄嗟に否定した。そろそろ今日の本題に移らないと
ヘタレボーイになってしまう....と考えていたのが
名無しさんに疲れという形で見えていたのだろうか。
『それなら良かったです。伊角さん対局続きでお疲れでしょうから...』
なんて理解のある彼女なんだ...。
名無しさんに会えたら疲れなんて吹き飛んだよ、と
小さな声で呟いてからホットのカフェラテを口にする。
名無しさんが俺のことをじっと見ているのに気がついた。
「どうしたの?」
『あ、あの!それ美味しいですか?』
それ、俺の持っているカフェラテだ。
「うん、飲んでみる?」
名無しさんに手渡すと、代わりだろうか、
彼女が飲んでいたホットのチャイティーラテが俺の手元に来た。
あんまりチャイティーは飲んだ事ないんだけど、
美味しいのかな...。
少し不安になりながらも一口頂く。
....って、これ間接キスだ...!
間接キス程度でなにをそんなに焦ってしまっているのか。落ち着け俺...。
「お、チャイティーってあんまり飲んだ事ないけど美味しいね」
そう言いながら彼女にチャイティーラテを戻す。
『伊角さんのカフェラテも美味しいです!ごちそうさまでした。』
カフェラテが戻ってくる。
少し彼女の頬が赤くなっている気がした。
『あの...』と、名無しさんが言い淀む。
『わたしと、間接キス、嫌じゃなかったですか?』
上目遣いで俺を覗き込むようにして見上げる名無しさん、か、かわいい...。
「俺も同じこと聞こうと思ってた。」
『わ、わたしは、全然いやじゃないっていうか、
むしろしたかったっていうかああっ!なに言ってるんだろ...』
したかった。キスを?
俺は名無しさんの事が好きだったのと同じように
彼女も同じ気持ちだったのか?
そう思いながら自然と彼女の頬に手を当てて
「じゃあ、本当のキス、していい?」
名無しさんが小さく頷いたのを確認して
彼女の柔らかそうな唇にそっとキスをした。
少しだけカフェラテの味がした。
「いい感じ」というのは
まだ付き合ってはいない状態のことで、
俺は告白するチャンスを伺いながらもなかなか機会は訪れず、
今日が3回目のデートになる。
和谷が
「3回目のデートでキスくらいしないとヘタレボーイだよな」
と言っているのを内心ドキドキしながらも聞いていた。
つまり、今日を逃すと俺はいわゆるヘタレボーイになってしまう...。
ボーイなんて歳なのか、と自問自答しながらも
彼女との待ち合わせ場所に向かう。
『こんにちは、伊角さん、待ちました?』
待ち合わせ場所に到着し、今日どんな雰囲気でキスまで持っていこうかを考えていたら
思っていたよりも早く名無しさんが到着した。
「名無しさん、いや、全然待ってないよ。行こうか。」
イメージトレーニングしていた最中に
本人が登場したので軽く冷や汗をかいてしまったが...。
平常心平常心。
脳内で和谷がヘタレボーイと連呼しているが
気にせずに彼女と目的地に向かう。
『伊角さん、今日はいつもよりも疲れていますか?』
一通り歩いた後、公園に併設してある喫茶店で
各々好きな飲み物を頼み、近くのベンチに腰掛けた時
名無しさんが若干心配そうに俺の顔を覗き込む。
「いや!そんな事はないよ。」
咄嗟に否定した。そろそろ今日の本題に移らないと
ヘタレボーイになってしまう....と考えていたのが
名無しさんに疲れという形で見えていたのだろうか。
『それなら良かったです。伊角さん対局続きでお疲れでしょうから...』
なんて理解のある彼女なんだ...。
名無しさんに会えたら疲れなんて吹き飛んだよ、と
小さな声で呟いてからホットのカフェラテを口にする。
名無しさんが俺のことをじっと見ているのに気がついた。
「どうしたの?」
『あ、あの!それ美味しいですか?』
それ、俺の持っているカフェラテだ。
「うん、飲んでみる?」
名無しさんに手渡すと、代わりだろうか、
彼女が飲んでいたホットのチャイティーラテが俺の手元に来た。
あんまりチャイティーは飲んだ事ないんだけど、
美味しいのかな...。
少し不安になりながらも一口頂く。
....って、これ間接キスだ...!
間接キス程度でなにをそんなに焦ってしまっているのか。落ち着け俺...。
「お、チャイティーってあんまり飲んだ事ないけど美味しいね」
そう言いながら彼女にチャイティーラテを戻す。
『伊角さんのカフェラテも美味しいです!ごちそうさまでした。』
カフェラテが戻ってくる。
少し彼女の頬が赤くなっている気がした。
『あの...』と、名無しさんが言い淀む。
『わたしと、間接キス、嫌じゃなかったですか?』
上目遣いで俺を覗き込むようにして見上げる名無しさん、か、かわいい...。
「俺も同じこと聞こうと思ってた。」
『わ、わたしは、全然いやじゃないっていうか、
むしろしたかったっていうかああっ!なに言ってるんだろ...』
したかった。キスを?
俺は名無しさんの事が好きだったのと同じように
彼女も同じ気持ちだったのか?
そう思いながら自然と彼女の頬に手を当てて
「じゃあ、本当のキス、していい?」
名無しさんが小さく頷いたのを確認して
彼女の柔らかそうな唇にそっとキスをした。
少しだけカフェラテの味がした。