さしすの青春〜留守番の1年生〜
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悟「はよー」
『おはよー』
硝「あ、おはよう」
傑「おはよう」
今日も今日とて高専に五条と一緒に来た名前。
しかし今日はいつもと違った。
悟「あれ、何で1年がいるわけ?」
ここは2年生の教室だ。にも関わらず七海と灰原がいた。
灰「1年の先生が出張することになったので先輩方と一緒に鍛錬させてもらうことになりました!」
七「よろしくお願いします」
名前は、2人を見かけたことはあったがあまり関わりは無くいつも五条の後ろに隠れてやり過ごしていた。
七海の雰囲気が少し苦手だったのだ。
『あぅ・・・』
七海と目が合うと、スッといつものように五条の後ろに隠れる。
悟「ブハッ、相変わらず嫌われてやんの」
七「・・・・」
気にしてなさそうな表情で五条を見る七海。
読めない感情がまた名前を困惑させていた。
その時、ガラッと扉が開き夜蛾が入ってきた。
夜「おはよう、聞いてるかもしれないが今日は1年2年一緒に鍛錬する。準備してグラウンド集合だ」
悟「名前も行くだろ?」
『うん、行く』
名前は鍛錬の時には一緒に参加していた。
呪術の訓練を一緒にしたり、遊びながら体力をつけたりしている。
名前は今玄武のバリアをひたすら出しておく訓練をしていた。
五条と夏油は激しい戦闘と言う名の喧嘩をしているため、巻き込まれないようバリアの中に灰原、七海と一緒に入って座り、話をしていた。
灰「これが名前ちゃんの術式?すごいね」
『あっと、えと・・・ありがと、ございます』
灰原のいきなりフレンドリーに話しかけてくる感じに若干タジタジになりながらも受け答えしていた。
灰「名前ちゃんって五条さんと一緒に住んでるんだよね?」
『うん、さとるが寮に帰らない時は一緒』
灰「へぇ、意外。五条さんって面倒見良いんだね」
『うん、さとるは優しいよ』
灰原は妹がいるからか、話し方や話の引き出し方が上手だった。
名前も自然と笑顔で話し、“ゆうくん”と呼ぶようになった。
灰「七海は名前ちゃんと話しないの?」
七「いや、私は・・・」
その時五条の大きな声が響いた。
悟「おい1年!!ちょっとこっち来て一緒に組み合いしようぜ!負けた方がジュース奢りな」
灰「のぞむところです!」
バリアから出た灰原は五条と夏油のもとへ走っていく。
七海はため息をついてその後をついて行った。
硝「全く男どもは何でいつも競いたくなるのやら」
『私も大きくなったらやりたいなぁ』
五条たちの様子を笑いながら見ていた名前だった。