さしすの青春〜動物園に行こう〜
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お土産コーナーにて
『可愛いお菓子があるよ!ねぇさとる、お家のみんなに買ってっちゃダメ?』
悟「ん?いいけど」
『やったぁ!みんなが好きそうなの選ぼう?』
悟「・・・・名前、家に買うお菓子選んでてくれねぇ?」
『任せて!』と嬉しそうに返事をしお土産を物色し始める名前。
そしてそれを少し離れた所で見る3人。
悟・傑・硝「・・・・・・・・・・」
悟「決まった?」
『うん!このライオンクッキーにしようかな!』
五条が名前に声を掛けると、選び終わっていたようだった。
名前は、周りをキョロキョロして五条に問いかける。
『しょうこさんたちは?』
家入と夏油が一緒ではないのだ。
悟「ああ、あいつらもお土産買うって探しに行った。会計して待ってようぜ」
五条は名前が選んだクッキーを手に取ると会計の列に並ぶ。
会計を済ませるとお土産屋から出て外で待つことにした。
『喜んでくれるかなぁ?
あとね、ウサギ触ったこととかお話するんだぁ。さとるがウサギに嫌われたことは言う?』
悟「言わなくていい」
家のみんなに報告することを考えている名前を微笑ましく思いながら見ていると
傑「ごめん、待たせたね」
夏油と家入が帰ってきた。
お土産を買ったようで、手に袋を持っている。
五条も手を挙げ、何かの合図にも思えた。
『おかえり!』
硝「ただいま、はい、名前。」
『?』
家入は、持っていた袋を1つ名前に渡した。
不思議に思いながら名前が中を見ると
『なに?ぬいぐるみ?』
中にはライオンとユキヒョウのぬいぐるみが入っていた。
硝「これ、私たちからのプレゼント。名前にあげる」
『え?』
悟「お前家のことばっかで自分が欲しいモンとか全然言わねぇからさ」
傑「そんな優しい名前に、私たちからプレゼント」
ポカンとする名前。
『もらって良いの?』
硝「うん」
『私が?』
傑「うん」
『嬉しい・・・ありがと』
珍しく照れたようにお礼を言う名前。
袋からぬいぐるみを出して嬉しそうに抱えていた。
硝「ぬいぐるみ持ってるだけで可愛いってズルい」
そう言いながら家入は名前を抱きしめ頬擦りをする。
傑「そろそろ帰ろうか」
悟「そうだな」
『ライオンさん、ユキヒョウさん、一緒にお家帰ろ!』
硝「可愛い!!!」
名前は帰り道も大事にぬいぐるみを抱えて歩いていた。
ーーーー
『ただいまー』
椿「おかえりなさいませ!どうでした、動物園は」
家に帰ると椿が真っ先に駆け寄ってきてくれた。
悟は先に父母にお土産を渡しに行くと言って奥に向かっていった。
『楽しかったよ!あのね、ユキヒョウっていうカッコいい動物がいてね!』
椿「ふふっ、お部屋でゆっくり聞きますから、まずは中に入りましょう」
父母への挨拶を済ませ、父母や椿に楽しかったことを話していく。
『でね、ウサギも触ったんだよ!』
五条父「凄いなぁ」
『さとるはウサギに嫌われてた』
悟「言わなくていいっつったろ」
団欒の時間を楽しみ、夕飯、入浴も済ませた。
『ふぁああ・・・』
大きなあくびをし、眠そうに目を擦る名前。
疲れたから早く寝たほうがいいと言われ、抱えていたぬいぐるみとともに自室へ向かった。
大事そうにぬいぐるみを抱えていく名前を見て、悟は満足気にしていた。
椿「明日は高専に行かずにゆっくりしていましょうか」
『うん。さとるに、しょうこさん、すぐるさんありがとうって言っといてもらう』
椿「悟様に伝えておきますね」
布団に横になり、ぬいぐるみ2つを抱きしめながら目を瞑る。
名前の寝息が聞こえると、そーっと携帯を取り出してカメラでその寝姿を収め、悟に写真を送っていた。
次の日、高専では家入と夏油がその写真を見て悶絶していたとかいなかったとか。
おわり