さしすの青春〜動物園に行こう〜
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そんな話をしながら歩いていると触れ合いコーナーにたどり着いた。
『ウサギ触れるの?』
硝「触れるよ、行く?」
名前は嬉しそうに行く、と返事をして列に並んだ。
お昼は何にしようかなど話して待っていると、順番が来た。
ウサギがたくさんいる部屋に入ると、元気に歩き回るウサギがいてニヤけてしまった。
『可愛いのもいいねぇ』
悟「ほら、撫でに行ってやれよ」
『うぇぇ・・・一緒に!』
なんだかんだ噛まないかな、引っかかないかな、と不安そうにする名前。
五条は1人で行けと背中を押す。
『しょうこさん!』
近くにはすでにウサギを撫でている家入がいたため、隣に座り一緒に撫でられないか聞いてみた。
硝「この子大人しいからいけるよ」
さり気なく硝子が避け、恐る恐るウサギの背中に触れてみる。
するとビクッと身体を震わすウサギに名前もビクッと肩を震わせた。
ちなみに五条、夏油、家入はこっそり名前の様子を動画に収めている。
ゆっくり手を動かし、背中を撫でる。
柔らかく、所々骨張っている感覚もあり、なにより温かい。
『あわわわわ』
頬を赤らめ、なんとも言えない表情で見てきた名前を動画に収めながら「どうしたの?」と夏油が聞く。
『可愛い・・・・』
ふにゃふにゃしながら話す名前に全員骨抜きになる。
『さとるも、さとるも』
五条も触ってみてと誘う。
しかし、ウサギは何かの気配を感じたかのように五条を睨みつけ、唸り始めた。
悟「あ”ぁ!?」
硝「プッ、クスクス」
傑「悟が動物に懐かれるの想像できないもんな」
『イジメちゃダメだよさとる』
悟「俺が虐められてんだが?お前らとウサギに」
『可愛かったぁ』
結局、自分からもウサギを触りに行くことに成功し満足気に触れ合いコーナーを出る一同。
悟「腹減ったな」
傑「ご飯にしようか」
お昼は、動物園内にあるレストランに決めていた。
ピークから少し時間をずらしたこともあり、並ばずに入ることができた。
硝「名前はお子さまプレート?」
『えーー、パンダまん食べたい!』
悟「それだけじゃ足りねぇだろ。俺大盛りでラーメン頼むから一緒に食おうぜ」
それぞれの料理が到着する。
『見て!パンダまん、可愛いよ!』
硝「ホントだ。食べるの勿体ないくらいだね」
『え、勿体なくないよ』
勢い良く耳に齧り付く名前。
名前は『可愛くて食べられなーい』と言うタイプでは無かったようだ。
しかし五条に「その中に入ってる肉はパンダの肉だぞ」と嘘を言われた時にはさすがに凹んでいた。
その五条は家入と夏油にミッチリ怒られていたが。
デザートにはみんなでソフトクリームを食べ、一息ついていた。
傑「満たされたね」
硝「もう満腹だわ」
悟「この後どうする?もう一回見たいのあるか?」
『あれ!あの、カッコ良かったやつ!』
ユキヒョウのことだろうか。
そう聞くと、大きく頷く名前。
悟「じゃああれ見たらお土産コーナー行って買い物して帰るか」
『うん!』
返事をすると五条の手を引きユキヒョウがいたブースに向かっていく。
『やっぱりカッコいいなぁ』
うっとりしながら見る名前。とても気に入ったようだ。
そんな名前を見ながら五条は声をかけた。
悟「なぁ名前」
『ん?なに?』
悟「名前を動物園に連れてってくれって頼んできたの、椿さんなんだよ」
名前は驚く。
五条は、テレビと図鑑を楽しそうに見てる名前が椿は気になっていたと言っていた。
『・・・謝らなきゃ』
悟「何でそうなるんだよ」
無意識にアピールのように動物のテレビや図鑑ばかり見てしまったのだろうかとションボリする。
悟「土産話してやれば嬉しいんじゃねぇの?
てか、そうやってお前が申し訳なく思っちまうからコッソリ俺に言ってきたのかもな」
『そうかな、じゃあ聞かなかったことにしとく』
帰ったらたくさん今日の話をしてあげようと思った名前だった。