さしすの青春〜動物園に行こう〜
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『動物園・・・』
名前は1人、テレビを見て気になったことを反芻し目に焼き付けていた。
パタパタ・・・
そして自室に戻り、悟のお下がりである図鑑を引っ張り出して見ていた。
『ウサギ・・・
パンダ・・・
ホワイトタイガー?』
たくさんの動物を図鑑で調べ、可愛いなぁ、カッコいいなぁと見て楽しんでいた。
『ホワイトタイガー、カッコいいなぁ。さとるみたい』
すっかり動物の図鑑を見ることにハマり、毎日のように開いて見ていた。
椿「・・・・・」
その様子をこっそり見ていた椿。
ある日、図鑑を開いたまま突っ伏して寝ている名前に毛布をかけながら、帰ってきていた悟にお願いしようと思う椿。
トントン
椿「悟様、よろしいでしょうか?」
悟「ん?なに?」
椿は悟の部屋に向かう。
そして最近の名前の様子を話した。
悟「へー、動物園ねぇ・・・」
椿「どうでしょうか・・・」
悟「俺は別に構わないけど。誘ってみるわ」
椿「ホントですか!?ありがとうございます!」
椿さんと行けば良いんじゃないの?と悟が話すが、「私どもは・・・」と悟や名前が楽しんでくれれば嬉しいと答えた。
悟は立ち上がると名前の部屋に向かう。
トントン
返事は無い。先ほど椿は寝てしまっていると悟に伝えていたが、まだ寝ているようだ。
悟「入んぞ」
返事がなくてもお構い無しに部屋に入る悟。
名前は動物の図鑑を枕にしながら寝ていた。
悟「まだ寝てんのか」
悟は名前の頬をツンツンつつく。
悟「おーい、本に涎垂らすなよー?」
『んむ・・・さとる、カッコいいねぇ・・・』
悟は肩をビクつかせる。
起きているのかと名前の様子を見るが目は開いていない。
悟「寝言か」
寝言だとしても、カッコいいと言われると照れてしまう。
特に普段はツンツンして年中反抗期みたいな名前が言うと尚更だ。
『ライオン、カッコいいよねぇ、さとる・・・』
悟「・・・・・俺じゃねぇの?」
一緒にライオンを見ている夢なのだろうか。
椿の言う通り動物にハマっているようだ。
今は起きなさそうなので、また起きたら誘ってみようと思う悟だった。