さしすの青春〜夏祭り〜
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チョコバナナを半分くらい食べたところで、五条は名前に声をかける。
悟「そろそろクレープ食えば?腹一杯になんぞ?」
『そうだね、食べる!』
名前は五条からキャラメルのクレープを受けとると頭に?を浮かべながらクレープと睨めっこする。
傑「どうしたんだい?」
『・・・・どこから食べるの?』
硝「ふふっ、好きなとこにかじりつきなよ」
名前は必死に口を開け、クリームが盛り上がっている所を食べた。
そして顔を上げた名前を見て3人は「可愛い」と悶え苦しんだ。
鼻の頭、口元にクリームが付いていたのだ。
悟「甘ぇだろ」
名前の顔をゴシゴシ拭きながら声をかけると、名前から『甘い!』と嬉しそうな声が聞こえた。
傑「なんだかんだ良い保護者してるよね、悟」
硝「まぁ、名前は放っておけないもん」
悟「デカいイチゴ食うか?」
『さとる食べて良いよ』
悟「よっしゃ」
硝「名前も大人なとこあるからバランスが良いんだろうね」
仲良くクレープを食べている2人をじっと見ていると、『しょうこさんも食べる?』と聞いてくる。
五条が家入は甘いものが嫌いだと話すと、
『じゃあ、このイチゴ食べていいよ!イチゴは好き?』
名前が食べようとしていたイチゴが乗った部分を指差していた。
硝「ふふ、ありがとう」
『幸せはみんなでおすそ分けだよ!』
悟・傑・硝「(幸せ、か・・・)」
家入はイチゴをもらい、食べた。
4人で仲良く食べたあと、神社が近くにあるという事でお参りをすることになった。
悟「呪術師が神様にお参りなんて変じゃね?」
傑「まぁ、呪力は使うが、呪いと闘っているわけだからいいんじゃないか?」
硝「なに面倒くさいこと考えてんの?」
順番が来たため4人は並んでお参りをする。
『ふぅ・・・楽しかったなぁ』
お参りを終え、もうそろそろ解散の時間だと最寄り駅まで向かっていた。
『みんなは何お願いしたの?』
悟「名前は?」
『ん?“またみんなとお祭りに行けますように”って!』
それを聞いた3人は固まる。
そして
プッ
と笑う。
『何で!?』
悟「もっとデカいこと願えよー」
傑「そんなの、神様じゃなくて私たちに言ってくれればすぐ叶えてあげるよ」
硝「可愛いなぁもう!」
じゃあ何をお願いしたんだとプリプリしながら3人に問う。
悟・傑・硝「内緒」
3人は揃って内緒だと答えていた。
3人も揃ったことに驚いて顔を見合わせている。
大笑いする3人とは対照的に頬を膨らませる名前。
『・・・また、来たいんだもん』
プイ、と頬を膨らませながらそっぽを向く名前を見て微笑む3人。
悟「だーかーら、できるって言ってんだろ」
傑「また来ようね」
硝「祭り以外の楽しいこともドンドンやるわよ!」
『ホント?』
悟・傑・硝「ホント」
『みんな大好き!!』
名前の満面の笑みを見て、3人は自分が先程お参りの時に祈ったことを思い出していた。
“名前が幸せに暮らせますように”
『わぁあっ!』
五条は名前を抱き上げ、肩車をした。
悟「よし!このまま駅まで行くぞ!」
『やっぱり高い!行け、怪獣ゴジョゴン!!』
悟「落とすぞ」
『ダメ!ははははっ!』
おわり