さしすの青春〜風邪っぴき〜
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朝目が覚めた名前。
『・・・・・』
おかしい
『・・・・けほっ』
身体がおかしい
全く起き上がれない。
外は明るくなっており、壁に掛けてある時計を見ると7時半前。
いつもなら起きて着替えてみんながいる所に向かっている時間だった。
基本的に名前は早起きできるタイプで、普通に寝れた日は誰かに起こされるということはほとんど無い。
『・・・・』
目の前がくるくる回っているような感覚。
動けないのでしばらくボーっとしていると
トントン
ノックが聞こえる。
名前がなかなか起きてこないので椿か五条母が起こしに来たのだろう。
椿「名前様、おはようございます。起きてらっしゃいますか?」
『ぁ・・・けほっ、ごほっ』
返事をしようとしたら咳が出てしまう。
完全に風邪だ。
名前の様子を不思議に思った椿が、ちゃんとした返事は無かったものの、襖をゆっくり開けた。
椿「名前様?入りますよ」
椿がそーっと入ってくる。
頑張ってそちらに顔を向けるとパチッと目が合う。
椿「名前様、そろそろ朝ご飯の時間なので起こしに参りましたが・・・名前様?」
いつもと様子の違う名前に気づき、近寄って様子を伺う。
潤んだ目、いつも以上に白い顔、荒い息。
もしやと思い額に手を当てると、とても熱かった。
椿「名前様、凄い熱ですよ。奥様に伝えてきますね!少しお待ち下さい」
小さく名前が頷くと、パタパタと急いで部屋を出ていく椿。
とても広い部屋に1人。
いつもならなんてこと無いのに、具合が悪いと心にも影響があるのか寂しくなってくる。
少し前に買ってもらったライオンとユキヒョウのぬいぐるみをグイッと引っ張り、ぎゅっと抱きしめた。
その時、襖が開き五条母と椿がやってくる。
体温計と氷枕を用意してくれたようだ。
氷枕を頭の下に敷くと、冷たくて気持ち良かった。
五条母「・・・38.3℃、今寒い?暑い?」
『・・・けほっ、寒い・・・』
まだ熱が上がるかもしれないと布団を重ねてくれた。
悟「何の騒ぎ?」
悟が名前の部屋の前を通った時にバタバタ動いているのが見えたようで声をかけてくる。
椿「名前様が熱を出してしまいまして」
悟「マジか」
そっと覗き込むと、辛そうにしている名前が布団に包まっていた。
何かやることはあるか聞くと、今は特に無いから学校に行く準備をしてと言われた。
『さとる・・・?』
悟がいることに気づいた名前は、そちらに目を向ける。
悟「おう、熱あんだってな。ゆっくり休めよ」
『うん、いってらっしゃい。こほっ』
ゆっくり手を振る名前。
今日はまっすぐ帰ってきてやろうと思う悟だった。
ーーー
高専にて
悟「なぁ、反転術式って風邪も治せんの?」
始業前の教室。
五条は家入に反転術式について聞いていた。
硝「多分無理だね。身体の傷的なやつならいけるけど、風邪はウイルスだからね。呪力でなんとかするものじゃないよ。
え、もしかして・・・」
悟「ああ、名前が熱でさ」
傑「大丈夫なのかい?」
悟「まぁ家に大人がいっぱいいるからどうにかなるだろ」
すると、家入がお見舞いに行きたいと話す。
今まで何回か五条の家に行ったことがあり、親とも面識があった。
放課時間までソワソワしながら過ごす3人だった。