第3話
夢小説設定
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東京都立呪術高等専門学校
通称、呪術高専
『なに、ここ?学校?』
悟「そ。ただ、小学校じゃない。
呪いを学ぶ学校」
呪術を使える家系だったが、本格的に呪術師として仕事をしていたわけではないため、外の世界の呪術界については詳しく教えられていなかった。
とある建物に着くと、立ち止まる。
夜「じゃあ、とりあえずここからは俺と悟だけで行く。申し訳ないが傑は硝子と合流して自習か稽古しておいてくれ」
傑「はい。悟、名前を頼んだよ。またね、名前」
悟「OK」
『またね、です。すぐるさん』
夏油に挨拶をし、3人は建物に入っていく。
地下に向かっていくと、不思議な黒い空間に出た。
不安でぎゅっと五条にしがみつく名前。
「その娘が例の苗字家惨殺事件の生き残りか?」
夜「はい」
「たくさんの呪術師が苗字家のもとに向かったが、その娘は水晶に包まれ触れることすらできなかったと報告を受けている。
なぜ解放することができた?」
いきなり探るような質問をされるが、五条は飄々とした態度で答えた。
悟「きっと俺が最強だからですかね?俺が触ったら水晶が割れました」
「無下限呪術に六眼・・・まぁ、納得はできるな」
「して、なぜ水晶に?誰の、何という術式なんだ?
わかるかい、お嬢さん?」
急に問いかけられビクッと身体が跳ねる。
ドキドキしながらも、先ほど聞いていたことを話す。
『父様が私を呪霊から守るために、呪霊にも、誰にも触れられないように封、印?すると言っていました』
「何かその術について聞いていないかい?秘密の術、とか」
首を横に振る名前。
上層部の人は「ふむ・・・」と何かを考え、次の質問をする。
「お嬢さんは何か術式は使えるのかい?」
来た、と名前、夜蛾、五条は思った。
ここが正念場だ。ここでうまく行けば何とかなるはずだ。
ヒヤヒヤしながら名前に目線を向ける。
『私には、玄武の力があるみたいです』
「・・・他には?」
『他?』
「青龍とか、白虎とか。知ってるでしょ?」
優しい言い回しだが、探りを入れて来ていることに気づく。
『知ってます・・・父様、母様、兄様の中にいるって、聞いてました・・・でも、みんな、やられちゃって・・・・』
泣きそうな声を出す名前。
夜蛾と五条は名前の頭の良さに感心した。
「呪霊にやられたのかい?」
『・・・はい・・・』
「・・・・・・」
「・・・呪力量は多いが、まぁ、苗字家2人分以上というわけではなさそうだ」
納得していなそうな雰囲気だが、夜蛾が間に入る。
夜「そろそろ良いんじゃないですか?
いい大人たちが泣きそうな幼児に問い詰めて何になるというんです?」
「しかし、苗字家は世界を揺るがしかねない一族だ、用心するに越したことはないだろう。
必要に応じて秘匿死刑、ということだってある」
悟「じゃあ、五条家で預かりますよ」
五条が口を挟む。
それに乗るように夜蛾は呪術高専でも監視するという条件はどうか、と話す。
悟「何かあれば俺が止めます」
「・・・まぁ、良いだろう。
ただし、危険だと判断すればその時は・・・」
夜「それで良いでしょう」
無事、3人は建物の外に出る。
『・・・怖かった・・・』
尻餅をつく名前を抱き上げる五条。
名前は五条の首に腕を回し、ぎゅっと掴んだ。
悟「頑張ったな、やっぱ強ぇよ名前は」
夜「思ったよりも聡明だな。しかし、良いのか?勝手に五条家で預かるなんて言って」
悟「ま、俺次期当主なんで大丈夫ですよ」
話しながら夏油と家入がいるであろう教室に向かった。