第25話
夢小説設定
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海の景色を堪能した後、旅館へ戻る。
悟「ここお風呂も有名らしいよ」
『へぇー』
大浴場や露天風呂など様々なお風呂があるようだ。
『行ってこようかな』
悟「僕も」
2人で入浴の準備をし、ペタペタ廊下を歩いていく。
『お風呂の後に牛乳飲む?』
お風呂までの間に売店があり、牛乳をたくさん売っていた。きっとお風呂の後に買って飲む人が多いのだろう。
悟「いいよ。でも夕飯食べられなくならないようにね」
『そこは調整するよ。お子様じゃないもん』
2人で話しながら歩いていくと、“ゆ”と書かれた暖簾があった。そこで五条と分かれることに。
お風呂で温まり、五条と分かれた場所に戻る。
そこにはすでに牛乳を手に持った五条がいた。
『待たせちゃった?』
悟「ううん、大丈夫。はい、牛乳」
五条から牛乳を受け取ると、その場で飲んだ。
腰に手を当てて。
『ぷはぁ・・・ふふっ、これやってみたかったんだー』
悟「急におじさんみたいになったね」
『これやるの、おじさんだけじゃないでしょ!』
笑う五条にプリプリ怒りながら歩く。
部屋に着くと、テレビを見たり外を眺めたりしてまったり過ごした。
夕飯の時間。
夕飯は部屋に運ばれてくるタイプだった。
海の幸に、肉料理、様々な料理がテーブルに並べられていく。
『わぁ、すごい』
名前は少し考えて経費かどうか確認していた。
悟「もちろん自腹だよー。流石に経費で落としたら怒られちゃうでしょ。こんな良い旅館」
『良かった・・・けど・・・』
悟「あー、ダメダメ!こういう時はお金のことは心配しないの。デートなんだから。僕に失礼だよ?」
そういうものなのか・・・?と少し不満に思うが自分を納得させた。次どこかに行くときは自分が払おうと。
「『いただきます』」
2人で挨拶をして食べ始めようとした。
しかし、固まる名前の手。
『・・・・お作法とかある?』
悟「くくっ、無いよ。それに名前はいつも綺麗な食べ方してるから大丈夫」
高級な旅館ということは、食べ方のマナーを守らなければならないのだろうかとドキドキしていた。
女将「ふふ、好きに食べていただいて結構ですよ。食事の時間を楽しんでもらえるのが一番です」
料理を運んできてくれた女将が微笑みながら話してくれた。聞かれていたことに恥ずかしくなったが、そう言ってもらえるとホッとする。
『ありがとうございます』
そう言って料理に手を伸ばした。
『美味しいっ』
悟「・・・」
五条は名前の食べている様子をニコニコ見ていた。
『なに?』
悟「幸せだなぁって」
『ふふったくさん幸せを感じられる1日だったね』
今までで一番と言っても過言ではないほど楽しい1日。
幼い時も五条、夏油、家入らと一緒に楽しく過ごした時もあったが、やはり大きくなって色々考え経験できるのも楽しかった。
悟「超貴重なデレてる名前もたくさん見られたし」
『まだ言ってる。そろそろ素直な名前さんは閉店します』
悟「えー」
美味しい夕食を堪能し、寝る時間まで穏やかに過ごした。
『今日は布団だ!ふわふわー』
食事をしている間に寝室に布団を敷いてくれていたのだろう。ふかふかの布団が2つ横並びで置いてあった。
『私こっちー。悟はそっちね』
なんとなく壁際の角にあった布団にダイブする。
悟「えー、ギュってできないじゃん」
『布団だよ?どっちかが布団と布団の隙間に落ちるか、布団が重なったモコッとしたとこに乗らなきゃいけないんだよ?』
悟「僕がそっちで良いから」
布団を動かし、合体する。
そしてモゾモゾと布団に入り込み名前の真横に移動した。
悟「はい、おいで」
『・・・もう』
名前は離れたところにいたが、そんな優しい顔で“おいで”と言われたら行くしかない。
ゴソゴソ向きを変えて五条の方を向くと、腕の中に閉じ込められた。
悟「嬉しいくせに」
『うるさい』
悟「あ、閉店してる」