第23話
夢小説設定
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新幹線を降り、駅を出るとうーんと伸びをする2人。
駅に着くまでの時間ぐっすり寝ていた。
悟「あ、渡し忘れてたけど、はい」
『なに?』
何か折り畳まれた紙を渡される。今回の任務の詳細だろうかと思ってカサ、と開く。
中には
〈出張のしおり〉
1日目
16:00 駅到着
16:30 現着、任務①10分で終了
17:00 移動
18:00 現着
任務②30分
19:00 任務③30分
20:00 夕飯、宿に到着
2日目
7:00 起床、朝食
8:00 移動
8:30 任務④30分
9:00 移動
10:30 任務⑤30分
11:30 デート
16:00 任務⑥30分
17:00 宿に到着、夕飯
3日目
8:00 起床、朝食
9:30 デート
13:00 帰る
『・・・・・・ん?』
おかしいものがいくつかある。
『何?“デート”って』
悟「ん?まぁ簡単に言えば観光だよ。任務は大まかな時間だから僕たちだったらもっと早く終わらせられるから時間はいっぱい取れるよ」
スラスラと返事してくる五条に困惑した。
2日目まではまぁ、わかる。
夕方から夜にかけてしかできない任務や時間を指定されている任務もあるため、空き時間ができるのは仕方がない。
しかし、3日目は何だ?
デートしかない。前日に帰って、次の日は高専で勉強や仕事をしたほうがいいのではないか。
『・・・・・これ、サボりじゃない?』
困惑の結果出てきたのはこの質問だった。
悟「やだなぁ。学長公認だよ」
『え』
悟「最近色んなところにたくさん呪霊湧いて、名前も学生なのに休日とか放課後とか返上で任務に行ってもらってるでしょ?
だから、合法的に休みみたいな感じにしてもらったわけ。学長も快くOK出してくれたし」
2泊する代わりたくさんの任務を引き受けることになったけど、と笑いながら話す五条に呆れてしまった。
悟「あれ?嬉しくない?」
『嬉しいけど・・・なんか罪悪感』
悟「ちなみに日下部さんもOK出したし、真希とパンダにも言ってある。棘にはもう伝わってるんじゃない?」
呆れながら了承する日下部と、ニヤけながら五条を送り出す真希とパンダの顔が頭に浮かんだ。
『まぁ、夜蛾さんと日下部先生が言ってるなら良っか』
悟「じゃあ早速近場の任務に向かおう。“窓”の話だと1級相当の呪霊が廃神社に数体湧いてるんだって」
1級相当の呪霊複数であればすぐに祓えるだろう。
しおりに10分と書いてあった意味がわかった。
想定通り、現地に着くと“帳”を下ろして呪霊を2人で一瞬で祓った。
次は移動した後、呪詛師集団を拘束する任務。
呪詛師集団が活動している建物にズカズカ乗り込む五条と名前。
「誰だお前ら・・・っ、五条悟、苗字名前」
悟「はい、ちょっとごめんよ」
ドガッ
バキッ
手当たり次第呪詛師を気絶させていく。
五条が、名前とデートしたいから早く気絶してくれない?と倒れた呪詛師をゲシゲシ蹴っていた時には流石に同情した。
『もしもーし、今から捕えた呪詛師5名の回収お願いします』
近くの支部で待機している呪術高専関係者に連絡を入れていた名前。
隣では気絶した5人の呪詛師が山積みになっていた。
戦闘自体は10分で終了。
あとは回収してもらえば任務は終了だった。