第20話
夢小説設定
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名前が学生の待機場所に着くと、全員思い思いに過ごしていた。
真希「お、名前!やっと来たか」
恵「大丈夫でした?」
棘「すじこ」
名前の姿を確認すると、最後に一緒にいた伏黒と狗巻が声をかけてきた。
大丈夫だということを話すと、京都校が数人集まっているところへズンズン進んでいく名前。
『加茂』
加「・・・何だ?」
『心配してくれてたんだってね。』
家入から聞いたということを話すと、加茂はフッと笑った。
加「心配する迄もなかったようだがな。
やはり、強いな。助かった、あの時炎の壁を出してくれなかったらきっと木に巻き込まれていた。
なぜ加茂家の上はお前を危険視するのか分からない。俺は、お前の強さに感銘を受けた。」
『加茂・・・』
加茂は、現当主が名前は危険だと言っていたことを聞いており、それを真に受けて名前と関わっていた。
しかし、今回名前の強さに触れ、考えが変わったのだ。
『・・・わかってくれてありがとう』
加茂との蟠りが解消され、スッキリした様子の名前。
三輪と西宮に手を振り、次は東京校の仲間もとへ向かった。
『やっほー』
恵「聞きましたよ、特級呪霊2体祓ったって」
悠「俺たちが束になっても特級には勝てなかったのに、やっぱ先輩すげぇっす!」
『ふふっ、ありがと。みんな怪我は硝子さんに治して貰ってたけど、呪力は大丈夫?』
枯渇してる人いたらあげるよ、と話す名前。
『何があるかわからないからね、回復しておくに越したことはないよ』
京都校のメンバーは、何を言っているのかわからないという様子でシーン、とみんな周りを見渡していた。
慣れている伏黒が「もらっていいっすか」と名前の所に行く。
『オッケー、手、出して』
伏黒の手を取ると、ズズ・・・と呪力を分け与えた。
それを見た京都校のメンバーは目を見開く。
身体が軽くなった様子の伏黒を見てなのか、それ以外の理由なのかズラっと名前の前に列を成す京都校のメンバー。
ちなみに一番に動いたのは加茂だった。
真希「・・・現金な奴らだ」
その時五条がやってきて、名前の手を掴んで学生から放した。
『わっ、悟。なに?』
悟「いや、みんなに話があってさ。
(高専に内通者がいるかもしれないから、あまり目立って欲しくないんだけどなぁ)」
五条は、最近の呪霊や呪詛師の動向や自分達のことを把握している様子から、高専内に呪詛師もしくは呪霊と繋がっている者がいるのではないかと考えていた。
その話は学生にしてはいないが、今回の襲撃で術師や補助監督らが数名亡くなったことを話す。
悟「色々あったし人も死んでるけど、どうする?続ける?」
言葉に詰まる学生たち。
東「当然、続けるに決まってるだろう」
東堂は、故人を偲ぶのは自分たちではない、自分たちにできるのは強くなることだと話す。
それに全員賛同する。
結果、交流会は続けることになった。
悟「プレイボーッ!!」
そんなこんなで、野球をしている学生たち。
2日目は個人戦だと思われていたが、五条のイタズラで野球になっていた。
歌「打ち上げた!西宮まだ走るな!」
桃「え!何で!?」
歌「ルール知らないなら早く言いなさい!」
桃「知ってるよ!打ったら走るんでしょ!?」
『あははっ!桃先輩可愛い!!』
その後も、話に夢中でバットを振らない加茂、東堂への顔面デッドボール、色々あったが、
キィン!
虎杖のホームランにより、東京校の勝ちとなった。