第20話
夢小説設定
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悟「それでは姉妹校交流会
スタァートォ!!!!」
五条の楽しげな声で団体戦が始まった。
まずはボスの呪霊がいるであろう中間地点の方向に走って向かう。
目の前に3級の呪霊がいたため、一番前を走っていた真希とパンダが祓おうとするが伏黒が制止する。
そこへ
バガッ!!
東「ぃよぉーし!!全員いるな!!
まとめてかかってこい!!!」
東堂が木を薙ぎ倒しながら東京校メンバーに襲いかかった。
そして作戦通り、虎杖が相手をすることになった。
真希「散れ!!」
真希、伏黒、名前チームと、パンダ、狗巻、釘崎チームに分かれる。
その場を離れ少し経つと、伏黒がなにかに気づく。
恵「変です」
『ん?』
京都校のメンバーがまとまって移動しているとのことだった。しかも虎杖がいたあたりに。
真希「ターゲットがそっちにいるってことか?」
『・・・悠仁くんを、殺すつもり?』
虎杖の生存を良く思っていない楽巌寺が生徒に指示をしたのではないか。
虎杖と親交の無い京都校の人間は、虎杖を“宿儺の器”としか見ていない。ただの恐怖の対象でしかなく、呪いを祓うのと感覚は同じなのだろう。
真希「あり得るな。戻るぞ、恵、名前」
虎杖と分かれた場所の近くに行くと、西宮が空を飛んで様子を見ていたようだった。
『見っけ』
バシュッ
桃「ヤバッ」
木の枝を呪力で飛ばし、ホウキに当てる。
バランスを崩した西宮は、近くの木に落ちていった。
索敵ができる西宮が落とされると、京都校は二手に分かれてゲームを進めることにした。
ガァン!
『お、霞ちゃん』
霞「名前ちゃん!」
近づいてきた人間にとりあえず呪力を込めた木の枝を振り下ろす。
相手はシン・陰流を使う三輪霞だった。
伏黒は加茂と対峙している。
『真希!ターゲットか真依さんの所行って良いよ』
名前は真希を先に行かせ、三輪と戦うことにした。
真希「でもお前素手じゃねーか。武器持ち相手で大丈夫か!?」
『誰に言ってんの。いっつも真希の攻撃避け続てるでしょ?』
早く行って、と言うと「任せた」と言って走り去っていった。
加茂と伏黒は場所を変えて戦っていた。
霞「いくら名前ちゃんでも手加減しないからね!
勝って昇級して自立しなきゃいけないの」
『真面目だね。でも、私も負けないよ』
刀を素早く振る三輪。ジャンプ、しゃがみなどで避けていく。
三輪も真希と同じくらいの身長。
しかし真希とは違い刀のため懐に入りにくい。
呪力や飛び道具はなるべくとっておきたいと近接戦闘でどうにかしようとしていた。
『よっ』
しゃがんで刀をかわした流れで足払いをしようとするが、刀を地面に刺して支えにし飛び退ける。
『あーもー、白虎出したい!』
霞「(術式なしなのに、全く攻撃が当たらない・・・
やっぱり強い・・・!)」
しばらく同じような打ち合いが続く。
霞「(そろそろ決めないと、体力が・・・)」
バッと名前から離れると、刀身を鞘にしまい、簡易領域を展開する。
名前は三輪の術式を知っているわけではないため様子を見る。
『(何も考えずに間合いを詰めたらきっと食らうね。
ということは・・・)』
タッ!
近くの木の裏に走る。
そして木の幹に手を付けると
ブワッ
バキバキバキッ
呪力を飛ばし、木を根元から折る。
霞「は!?」
三輪の上から幹、木の枝、葉っぱが降る。
三輪の簡易領域は、自分の領域内に来たものを、フルオート反射で迎撃するものだった。
その効果は、両足がその場から離れるまで。
三輪は、上から落ちてくる木を刀で切りつける。
全てを切っている三輪を見て感心する名前。
三輪の様子を見ていると、脚が体重移動はしているものの動いていなかった。
『(脚、かな)じゃあ・・・』
手をかざし、呪力を飛ばす。
霞「わっ!!」
呪力をそのまま三輪にぶつけただけだが、突風のようになりふらつく三輪。
『もらった』
一気に間合いを詰める名前。
腕を掴み、捻って三輪を投げ飛ばす。
霞「わわっ!?」
何とか体勢を立て直し着地するも
霞「あれ!?刀は!?」
手に持っていた刀がなくなっていた。
『ごめん、投げた。おもいっきり』
霞「投げた?おもいっきり?」
この森の中、落ちた刀を見つけるのは至難の技だろう。
『じゃ、またね霞ちゃん!』
刀が無くなり、戦闘ができなくなった三輪を置いて走り出す名前。
呪霊を探しながらも、どうせ1対1になっているのだろうと仲間の所へ向かってみることにした。