第17話
夢小説設定
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『・・・東堂先輩と真依さんだけで良かった』
野「他にもヤバイ人いるんですか?十分強烈でしたけど」
『いる。性格がヤバイ先輩。一番きら・・・苦手』
真希「ああ、あいつな・・・」
悟「あーいたいた、名前、ちょっと一緒に来て」
3人で話をしていると突然現れる五条。
名前が五条と一緒に向かったのは、応接室だった。
「夜蛾はまだかのぉ。
老い先短い年寄りの時間は高くつくぞ」
悟「夜蛾学長はしばらく来ないよ。
嘘のスケジュールを伝えてあるからね」
勢い良くドアを開け、ドフッとソファに座った五条。
名前の顔を見てここに座れと言うかのように隣をボフボフ叩いており、ちょこんと座る。
目の前には、京都校の楽巌寺学長。
『(きっと伊地知さん脅されたんだろうな・・・。
それにしても何で連れてきたのー。困るー。あ、霞ちゃん)』
奥に立っていた友だちである三輪霞を見つけ、小さく手を振る。三輪も小さく振り返してくれた。
悟「その節はどーも」
『?』
楽「はて、その節とは」
楽巌寺と名前は首をかしげる。
悟「名前は可愛いけど、とぼけるジジィは可愛くないね。
虎杖悠仁のことだ。保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」
虎杖悠仁が死亡した任務。
想定外の事態が続いた任務に楽巌寺も絡んでいるのではないかと。一歩間違えたら名前も死んでいたかもしれない。
楽「やれやれ、最近の若者は敬語もろくに使えんのか」
悟「ハナから敬う気がねーんだよ。僕の大事な恋人をぞんざいに扱うジジィたちなんてね。」
『ちょ、悟』
霞「ちょっと、これは問題行動ですよ。
然るべき所に報告させてもらいますからね。
(ヤッベー!!生五条悟!!生五条悟だ!!
え、待って、名前ちゃん五条悟が恋人なの!!?絵面も術師としても強すぎカップルじゃん!!)」
三輪の心の声がなんとなくわかり、苦笑いをする名前。
悟「ご自由に。こっちも長話する気はないよ」
『悟、霞ちゃんは私の友だちだから。優しくしてよ』
霞「(喋っちった!!喋っちった!!
名前ちゃん優しい!!今日来て良かった!!)」
悟「昨晩、未登録の特級呪霊2体に襲われた」
楽巌寺は災難だったと五条に言う。
楽巌寺が噛んでいるという様子は見られなかった。
悟「勘違いすんなよ、僕にとっては町でアンケート取らされた位のハプニングさ」
『(格好いい・・・)』
霞「(くぅうー!カッッケェー!)」
悟「その呪霊たちは意志疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう。
敵さんだけじゃない。名前、秤に乙骨、そっちの東堂、生徒のレベルも近年急激に上がってる」
五条は去年の夏油の件や宿儺の器が現れたことも引き合いに出して話す。
楽「何が言いたい」
悟「アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めていた力の波が、もうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ。
これからの世代は“特級”なんて物差しじゃ測れない」
五条は名前の頭にポン、と手を乗せる。
霞「(わぁー!!尊い!!!)」
悟「牙を剥くのが僕だけだと思ってんなら、痛い目見るよおじいちゃん!!」
楽「少しお喋りが過ぎるの」
悟「おー怖!!言いたいこと言ったから退散しよーっと。名前は何か言いたいことある?」
『別に無いけど』
悟「この際だ。言っちゃいなよ」
楽しげに名前を見る五条をジト目で見てから楽巌寺に向き直る。
『強いて言うなら・・・
保身が大事な人は、自分たちがいらないって決めつけた人たちがどれだけ必死に人のために、生きるために、信念のために戦うかただ座って見てれば良いですよ。
無駄に関わって邪魔しないでください』
霞「(ひぇー、名前ちゃんまで!?)」
悟「だそうでーす。」
夜蛾はあと2時間で来るからと話をして、名前の手を引いてそそくさと出ていく五条。
応接室から離れると、名前は大きくため息をついた。
『何で連れてったの?悟1人で良かったじゃん』
悟「ん?まー、上層部への警告?舐めんなよって。
名前のこともわかってんだよってさ」
『悟、ありがとう』
霞「・・・・」
五条と記念写真を取ろうとしたが、五条と名前の雰囲気が良すぎて震えて見つめるしかできなかった。