第16話
夢小説設定
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都内、某ファミレス
1人の男性と、3体の呪霊がテーブルを囲んで話をしていた。
男「つまり、君たちのボスは今の人間の立場と呪霊の立場を逆転させたいと。そういうわけだね?」
長髪に袈裟、額に傷の男が、頭が噴火口のようになっている一つ目の呪霊に話しかける。
呪霊「少し違う」
人間は嘘でできており、憎悪や殺意などの負の感情こそが偽りない真実だと、その負の感情から生まれた呪いこそが“真に純粋な本物の人間”だと主張していた。
感情的になっているようで、頭からはマグマがボコボコ出ていた。
男「現状、消されるのは君たちだ」
呪霊「だから貴様に聞いているのだ。
我々はどうしたら呪術師に勝てる?」
男「戦争の前に3つ条件を満たせば勝てるよ。」
ウインクをし、指で3を作る男。
男「五条悟を戦闘不能にし、両面宿儺虎杖悠仁を仲間に引き込む。
どちらにせよ、苗字名前を手に入れることが勝利への鍵だ」
ーーー
『っくしゅ!』
真「どうした?風邪か?」
『なんだろ、急にくしゃみが出た』
高専の1・2年は今合同で鍛練していた。
体力が無く、近接戦闘が弱い伏黒と釘崎に、パンダと真希が襲いかかっていた。
『頑張れ野薔薇ちゃん!負けるなー』
野「名前さん!学ランはしんどいです!!可愛いジャージ買ってきていいですか!??」
釘崎はパンダに放り投げられながら名前に叫ぶ。
『おっけー、行ってらっしゃい!じゃ、パンダ、次私と!
玄武出すからそれに向けて思いっきり拳振ってきて。お兄ちゃん出してもいいよ』
パ「名前相手なら手加減なしだな」
『挑むところだよ』
名前は防御力を上げる訓練をしていた。
宿儺に軽々とバリアを割られたことが悔しかったようだった。
その横で真希と伏黒は、長物を使った打ち合いをしている。
全員で交流会に向け、互いに切磋琢磨し合っていた。
悟「お、やってるねー」
恵「五条先生」
鍛練しているところに五条がやってきた。
今は2年生が名前対3人で鬼ごっこをしていた。
白虎を出している名前に少しでも触れられたら勝ち(呪具もOK)というものだった。
真「名前お前!小さくて当たらねえよ!」
『うるさい!真希は大きくて手足が長すぎるから懐に入られて逃げられるんですー!』
パ「それ褒めてるぞ」
棘「“止まれ”」
『っ!?・・・・なーんて、呪力で耳守ってるもん』
真「は!?セコいぞ!」
棘「おかか!」
『呪霊はセコいとか言ってもやめてくれないからね!
頑張って追い付いて・・・っきゃあ!?』
ワイワイと盛り上がりながら走り回っている2年生。
逃げ回っている名前を捕まえたのは五条だった。
名前を小脇に抱え、生徒たちの元に降り立った。
悟「捕まえた、僕の勝ちね。
名前ちょっと借りていい?」
恵「どうぞ」
真「チッ、次は捕まえるからな」
『え、ちょ、急すぎるんですけど』
困惑する名前の後ろでは、呑気にみんな「ごゆっくりー」なんて微笑みながら手を振っている。