第15話
夢小説設定
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東京、英集少年院上空に、特級仮想怨霊の呪胎が確認され、派遣された高専1年の3人と名前。
雨の中補助監督である伊地知に説明を受けていた。
伊「呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊になると予想されます」
恵・野「(特級・・・)」
悠「なあなあ、俺特級とかまだイマイチ分かってねぇんだけど」
そう言う虎杖に、伊地知はバカにも分かるように呪霊の階級について説明していた。
恵「呪霊と同等級の術師が任務に当たるんだ。
だから名前さんがいる。五条先生もだが、あの人は出張中だ」
虎杖と釘崎は、名前が特級呪術師であることを今知ったようで驚いていた。
悠「え!?名前先輩てそんな凄い人なの!?」
野「マジですか!?」
『マジです。
でもごめんね、この任務は君たち二級とか三級の1年生が同行するものじゃないんだけどさ』
人手不足にもかかわらず緊急事態で異常事態だからと、行方不明の人間を救助する人員で名前のフォローに入ることになった。
伊「1年生の皆さんは、“絶対に戦わないこと”。特級と会敵したときの選択肢は“逃げる“か“死ぬ”かです。
名前さんに迅速に報告して祓ってもらってください」
その時、1人の女性が近づいてきた。
行方不明者の母なのだろう。
伊地知に立ち入らないように言われ、泣き出す女性を見て虎杖は使命感に燃えていた。
しかし、それを見て虎杖とは経験や死生観が異なる伏黒は難しい顔をしている。
『いつも通りで大丈夫だよ、恵くん』
そんな伏黒の心情を察したのか、無理に新しく仲間になった虎杖を優先させ過ぎなくて良いことを伝え、任務に集中できるようにした。
伊「帳を下ろします。お気をつけて」
帳が下りたのを確認すると、呪いを感知するために動き始める。
『恵くん、玉犬お願いできる?』
恵「え、名前さんの青『お願い』・・・まぁ、大丈夫ですけど」
今は虎杖と一緒に行動している。宿儺は虎杖の目を通して全て見ているだろう。
以前名前が玄武以外の神獣を使えるのか聞いてきたことがあった。
他の神獣を扱えると分かったら宿儺はどう思うのか分からないため、なるべく出さないでおこうと思った。
伏黒は玉犬を出し、虎杖と釘崎に呪いが近づいたらこいつが教えてくれると知らせていた。
『行くよ』
名前が先陣をきり、建物の中に入る。
中は、呪力によって生得領域が展開されており、集合住宅が集まったような空間になっていた。
扉もなくなっていたが、玉犬が出入り口の匂いを覚えているようだった。
悠「やっぱ頼りになるな、伏黒は。
お前のおかげで人が助かるし俺も助かる」
それを聞いて微笑む名前。
『でも結構ヤバいかもね。ホントにすぐ逃げる準備しといて。
四神招来、玄武』
名前はいつでも3人を守れるように玄武を出していた。
悠「名前先輩眼ぇ灰色ですよ!大丈夫?」
恵「名前さんの術式だ」
少し歩くと、行方不明者の遺体があった。
虎杖は遺体を持って帰ると話す。
『・・・そんなに甘くないよ、悠仁くん』
伏黒も遺体は置いていくべきだと話す。
ただ、名前はこの場の危険性から言ったことだが、伏黒は、遺体が2度目の無免許運転で女児をはねた受刑者であることを気にしていたようだ。
恵「自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」
悠「じゃあ、なんで俺は助けたんだよ!!」
『!!みんな、来る!!逃げて!!』
伏黒と虎杖が言い合っていると、名前は強い呪力を複数感じた。
呪力を感じた方に手を出し、光の壁を作ると
ドォォオン!!
呪力の塊が光の壁に向かって飛んでくる。
壁で呪力を受け止めると爆発してものすごい爆風と砂埃が舞った。
何度も繰り返し放たれる呪力。壁の力で守られていたが
野「っ!!」
砂埃で目を瞑ってしまった釘崎。
気づかないうちに他の呪霊の術式にはまってしまった。
トプン
『くっ、野薔薇ちゃん!』
いち早く気づいた名前が急いで手を伸ばすが届かず、釘崎は地面に飲み込まれていった。