第14話
夢小説設定
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『ふぅ、ただいま帰りましたー』
悟「おかえりー」
高専に帰ると、教員室に戻っていた五条と夜蛾。
虎杖はどうなったか聞くと、無事入学することになったということだった。
悟「明日はもう1人の1年生を迎えにお出かけするからね」
『はーい』
ーーー
翌日
東京・原宿
駅前に集合することになっており、伏黒、虎杖は先に着いて待っていた。
悠「1年がたった3人って少なすぎねぇ?」
恵「じゃあオマエ、今まで呪いが見えるなんて奴に会ったことあるか?」
呪術師はとても少数派だ。
見えたとしても術式を自覚して使える人はなかなかいない。
虎杖たちが話していると、五条と名前が歩いてくる。
『おまたせ!』
悟「おっ、制服間に合ったんだね」
虎杖は、呪術高専の制服を着ていた。
制服にパーカーのように帽子がついていた。五条が独断でカスタマイズしているようだがなかなかセンスが良いようで虎杖も満足していた。
悟「制服は色々弄ってもらえるからね。
名前も本当はミニスカが良かったんだけど、そんなの履くくらいならジャージが良いって言って許しが出なくてね。」
名前はしつこい五条に、妥協してショートパンツタイプの制服にしてもらっている。
恵「それより何で原宿集合なんですか?」
悟「本人がここが良いって」
『本人って、あの子?』
高専の制服を着て、見た目も事前に聞いていたものと合致する女の子が反対側の歩道にいた。
しかも、芸能事務所のスカウトらしきおじさんに自分から話しかけに行っていた。
悠「俺たち今からあれに話しかけんの?ちょっと恥ずかしいなぁ」
そう言っている虎杖も、2018サングラスをかけ、パフェを両手に持っておりなかなかに恥ずかしい格好をしている。
悟「おーい、コッチコッチ」
五条が女の子に声をかけると、女の子は道路を渡ってきた。
野「釘崎野薔薇、喜べ男子」
悠「俺虎杖悠仁、仙台から」
恵「伏黒恵」
『苗字名前だよ、2年生』
釘崎はじとーっと自己紹介をした3人を見る。
釘崎視点では、虎杖はイモ臭くて幼少期にハナクソ食べてたタイプ、伏黒は偉そうな男という印象だったようだ。
ちなみに名前は、
野「(なんかちっちゃくて可愛い人いるんですけど。え、まさかあれで先輩?え、可愛い、ズルい)」
と思われていた。
恵「これからどっか行くんですか?」
悟「フッフッフ、せっかく1年生が3人揃ったんだ、しかも2人はおのぼりさんときてる。
行くでしょ、東京観光」
キュピーンという効果音をつけながら話す五条に、虎杖と釘崎は目を輝かせ、T○Lに行きたい、中華街に行きたいと東京ではない場所を言い合っている。
悟「それでは行き先を発表します、静まれ
六本木」
五条の一言にキュンキュンする虎杖と釘崎だったが、実際に着いたのは呪いが集まる廃ビルだった。
野「地方民を弄びやがって!!」
『ごめんね、こういう所あるんだ』
怒り狂う釘崎とは対照的に、虎杖は気持ちを切り替えて呪いについて聞いていた。
悟「君たちがどこまでできるか知りたい。ま、実地試験みたいなもんだね。
野薔薇、悠仁、2人で建物内の呪いを祓ってきてくれ」
げ、と嫌そうな顔をする釘崎。
虎杖は、自分は呪術は使えないと話す。
悟「悠仁はこれを使いな」
渡したのは、平は広いが刀身は短い刃物である呪具「屠坐魔」だった。
『あれ、それ真「しーー」
呪具に見覚えのある名前は、その呪具の持ち主の名前を言おうとするが、使いにくくなるかもしれないと遮った。
どうなっても知らないよ、という目で五条を見るが、それを無視して虎杖に宿儺は出さないように、と話をすり替えていく。
『いってらっしゃい、頑張ってね』
野「頑張ります!!」
名前に応援され、意気揚々と向かっていく2人だった。
恵「やっぱ俺も行きますよ」
悟「無理しないの、病み上がりなんだから。それに名前の青龍がついてってるから大丈夫だよ」
伏黒が名前を見ると、眼が青くなっていた。
『小さくなって野薔薇ちゃんの肩に潜んでる。何かあったら私のところに戻ってくるよう指示してある』
今回試されているのは釘崎のイカれ具合だった。
呪いに立ち向かう恐怖と嫌悪に挫折せずにいられるかどうか。
話をしていると、廃ビルから呪霊が飛び出てきた。
恵「祓います」
伏黒が式神を出そうとするが、五条に止められた。
呪霊の様子を見ていると、急に苦しみ出し、消えていった。
悟「いいね、ちゃんとイカれてた」
『青龍、帰っておいで』
小さい竜のような生き物が猛スピードで飛んできて名前の眼に入っていった。
虎杖と釘崎がその後合流し、呪いに殺されかけていた男の子を交番に送り届けて帰ってきた。
悟「お疲れサマンサー!!
飯行こうか」
悠「ビフテキ!!」
野「シースー!!」
『ははっ、元気だね』
みんなで楽しくご飯を食べ、仲を深めた。