第13話
夢小説設定
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『ふぅー、やったね!』
憂「名前ちゃんが来てくれたおかげだよ」
『いえいえ。青龍もありがとう』
青龍を撫で発動を止めると、スッと眼の中に入っていった。
憂「先生の所に戻ろう」
乙骨と名前は五条のところへ戻った。
パチパチパチ・・・
五条はにこやかに拍手をして迎えた。
悟「いやぁ、お見事!やっぱり強いね君たち。ちなみに呪力は?」
憂「まだ大丈夫です」
『私も全然』
五条は感心していた。
悟「えー、じゃあもう一個僕の任務に代わりに行っちゃう?」
『それは悟がサボりたいだけじゃなくて?』
五条は舌を出しながら「バレた?」とおちゃらけて話す。
しかし、強くなるためには、と乙骨と名前は了承した。
結局五条も手伝いながら近場の任務を3つこなし、高専に返ってきたのは夜だった。
『ふわぁあ・・・さすがに疲れた』
憂「先生は人遣いが荒すぎますね」
悟「愛の鞭ってやつだよ」
3人は解散し、各自寮に戻ったり報告書を出しに行ったりすることにした。
ーーー
数日後
乙骨と名前は五条に呼ばれていた。
『何?』
悟「いやぁ、前の任務でさ憂太だいぶ目立ったじゃない?それで、はい。」
憂「?」
乙骨に渡される小さなカード。
何かと覗き込むと、学生証だった。
憂「え、別に僕失くしてないですよ?」
悟「よく見て」
『あ』
学生証の顔写真の横には“特”の文字。
乙骨は再び特級呪術師になったようだ。
『おめでとう・・・?』
祝っていいのかどうなのかわからず、とりあえず首をかしげながらもおめでとうと言う名前。
憂「ありがとう?」
乙骨も首をかしげながらお礼を言っている。
悟「(相変わらずフワフワした2人だねぇ)
見事憂太は特級術師に返り咲いたわけだ。そこで・・・」
ジャジャーン、と言いながらまた懐から何かを取り出す五条。
憂「これって・・・」
『前の憂太くんの制服・・・』
五条が見せたのは、百鬼夜行の時まで乙骨が着ていた白い制服だった。
悟「上がうるさくてね。里香は解呪したのに“危険だー”とか言って」
もともと、出自不明の特級過呪怨霊である“里香”が憑いていたことで、問題児だとして目立つように白の制服になっていた。
解呪後は勝手に出てくることもなくなったのに、本人の力で強くなって特級になったら危険人物扱い。
『・・・』
不満そうな顔をしている名前に気づき、乙骨は苦笑いをしながら話す。
憂「まぁ、白好きだし、大丈夫だよ」
悟「名前はそろそろ制服変える気無い?早くスカートにしたいんだけど僕」
『イヤ。今のショートパンツでもギリって何回も言ってる』
五条は「えー」と言いながら、既に用意していたミニスカートをチラッと見せる。
『しまって』
憂「ははは・・・」