第11話
夢小説設定
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乙「ごめんなさい、夏油さんが言ってることはまだよくわかりません。
けど、友だちを侮辱する人の手伝いは僕にはできない!」
傑「すまない、君たちを不快にさせるつもりはなかった」
悟「じゃあ一体どういうつもりでここに来た」
五条は夏油の目の前まで詰め寄る。
夏油は宣戦布告だと話し、大声を出す。
傑「来たる12月24日!!日没と同時に!!我々は百鬼夜行を行う!!!」
新宿と京都、それぞれに千の呪いを放ち、鏖殺の命令を下すと話す。
傑「地獄絵図を描きたくなければ、死力を尽くして止めに来い。
思う存分、呪い合おうじゃないか」
不適な笑みで呪術師たちに語りかけた。
その時、明るい女子高生がクレープのお店が閉まってしまうと声を上げた。
用は済んだため、五条に声をかけ帰ろうとする。
悟「このまま行かせるとでも?」
傑「やめとけよ」
ドゥルルルル
逃がさないと言う五条に、圧をかけるように返事する。
そして、1年生の周りにはたくさんの呪霊。
傑「可愛い生徒が、私の間合いだよ」
悟「名前の中の呪霊だけはどうにかしていけよ」
名前の首に貼ってあった絆創膏を剥がし、夏油に言う。
傑「ククッ、やはり悟には気づかれたか。
だが、それは出来ない相談だ」
五条は「なぜだ」と威圧しながら問う。
傑「名前も欲しいからさ。名前の莫大な呪力、それを譲渡する能力、そして名前自身。
全てを手に入れたくてね。」
悟「そんなの、僕が許すとでも思ってる?」
傑「許す許さないじゃないんだよ。
私たちはキスもした仲だしね」
名前にニコリと微笑みかける。突然話しかけられた名前は焦ってうまく返事ができなかった。
『っちが、あれは・・・!』
悟「は?」
五条は驚き夏油と名前を交互に見る。
しかし、タイムリミットが来たようで、夏油は女子高生に急かされる。
傑「それでは皆さん戦場で」
夏油は笑顔で手を振り、鳥の呪霊に乗って去っていった。
悟「・・・・はぁ」
五条は、ため息をつき名前以外の1年はみんな帰るよう伝えた。
4人は了承し、静かに帰っていった。
ーーー
『・・・』
悟「とりあえず何から話そうか」
教室に場所を移し、机1つを挟むように向かい合って座った。
悟「前の任務のこと、ずっと濁してたけど本当は何があった?」
以前狗巻、乙骨と行った商店街での任務について聞かれた。
夏油に会って里香のこと以外に名前のことも話したと正直に伝える。
先程同様、欲しい、一緒に来ないかと言われたこと。
『あと、この呪霊を入れられたときに、カモフラージュだか何かで、その・・・』
言いにくそうにする名前。
五条は言いたいことに気づき代わりに話す。
悟「キスされたのか?」
『うん。』
悟「確認だけど、自分からとか、傑の思想を受け入れて、とかじゃない?」
名前は静かに首を横に振る。その仕草に少し安心する五条。
悟「傑のことはどう思ってる?ついていきたいくらい好きだとか?」
『好きだけど・・・そういうんじゃないよ。高専の方が大事だし、傑さんのやり方は間違ってると思ってる』
先程よりも大きく首を横に振る。
悟「わかった、ありがとう。
名前」
落ち着いた声で名前を呼ばれ、名前は顔を上げると五条の顔が間近にあった。
『っ・・・なに?』
間近にいる五条に顔を赤らめながら返事をする。
悟「僕が守るから」
『・・・うん』
悟「じゃ、帰ろう!」
五条と名前は2人並んで校舎を出てそれぞれ寮や社宅に帰っていく。
『(・・・・・我慢しなきゃ。浮かれちゃだめ。
ただ母様に頼まれたから、生徒だから守るってだけ・・・)』
そして翌日、名前は上層部に秘密裏に呼ばれた。