第7話
夢小説設定
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悟「よし、呪術の基本はこれで終わり!
じゃあ次はお互いの術式とか技とかを見せ合おうか。
今後のためにも知っておくことって大事だしね」
15分後に校庭集合ね、と言って出ていく五条。
それを走って追いかける名前。
『五条先生!』
悟「・・・」
『五条先生ってば!』
名前の呼び掛けを無視して歩き続ける五条。
名前はそんな五条にムッとして
『悟っ!』
いつもの呼び方をした。
すると、クルッと名前の方を見る五条。
ニヤニヤしながらこちらを見ているのに気づき、さらにイライラが募る。
悟「何だい?」
『・・・・何で、教えてくれなかったの?
禪院家がいるってこと・・・
忘れた訳じゃないよね!?私たちを良く思ってないって・・・村を襲ったかもしれないって』
震えながら話す名前。
五条は名前の頭にポンと手を置き、宥めるように優しく話し始める。
悟「うん、忘れるわけ無いよ。
ただ・・・真希は違う気がするんだ。
ま!おいおい考えよう。ほら、時間に遅れるよ」
名前は納得していないような表情で五条を少し見た後、踵を返して校庭に向かった。
校庭では、3人が立ち話をしていた。
そこへ名前も合流する。
パ「お、名前、遅かったな。トイレか?」
『何でも良いでしょ』
パンダが話しかけてきたため返事をしていると、真希がずいっと目の前まで来て質問する。
身長差がかなりあるため、圧が凄い。
真「お前、名前って言ったか?あの先生とどんな関係なんだ?五条って御三家の1つだろ?」
『(ビクッ!!)
え、えっと・・・昔からの知り合いで・・・』
話しかけるとビクつき、返事は歯切れが悪い名前に若干イラッとする真希。
真「・・・小せぇしオドオドしてるし、名前は何級だよ」
どうせ四級とかだろ、と思っていた真希は名前の返答に驚く。
『・・・準一級』
真「!!」
パ「名前は昔から悟と一緒に呪術の特訓してたからな」
高専のOBや教師陣とも面識があるからな、と話すパンダに真希は再び驚く。
話をしていると、約束の時間になり五条が呪霊を連れてやってきた。
悟「やっほ。
実習用の呪霊つれてきたよ」
実習が始まる。
自分の術式等を使用して呪霊を祓うことになった。
悟「じゃ、まずパンダ」
パ「よっしゃ!」
パンダは、兄であるゴリラの核を宿す。
『見た目が変わった?』
棘「ツナマヨ」
そしてパワーで呪霊を祓った。
呪骸だから術式とかは無いのだろうか。
悟「おっけー。じゃ、次棘」
棘「しゃけ」
狗巻は口元の制服を下げる。
すると口元には狗巻家の呪印である蛇の目が書かれていた。
棘「爆ぜろ」
『喋った』
ドオン!
真「!!」
狗巻が呪霊に向かって呪言を唱えると、言った通りに爆発した。
呪言で人を呪ってしまわないように、普段はおにぎりの具だけで会話をしているのだろう。
棘「明太子!」
意外とノリが良いようで、こちらにVサインをしてくる。みんなでVサインを返した。
悟「良いね!じゃあ、次は真希」
真「あんま見せられるもんじゃねぇが・・・」
真希は持っていた薙刀を構える。
そして長物を持っているとは思えない素早い動きで呪霊の元へ行き、ジャンプをして呪霊の脳天に薙刀を刺し、祓った。
『強い・・・(けど、やっぱり禪院さん自身からは呪力がほとんど感じられない)』
悟「呪力が無いのを身体能力でカバーしてる感じだね。
天与呪縛のフィジカルギフテッド。」
呪力が無い代わりに、驚異の身体能力を持って生まれてきたらしい。
『(呪力が無い・・・?それなのに苗字家のことを気にするかな?
いや、まだわからない)』
考え事をしていると、五条にデコピンをされた。
『った・・・』
悟「ほら、ボーッとしない。最後は名前だよ」
ヒリヒリ痛むおでこを押さえ、五条を睨んでから呪霊に向き直った。
『四神招来・・・玄武』
バシュッ
真・棘「「!!」」
手の平に呪力を込め、それを発射すると一瞬で呪霊が消えた。
悟「さっすが!
あ、ちなみにバリアとかも張れるからね。むしろそっちがメインかな。
後は任務とか訓練とかでもっと知っていこう」
初日の今日はこれで解散となったため、それぞれ寮に戻ったり、高専の中を探検したりしていた。
名前は、医務室に向かっていた。
『硝子さんっ』
目的の人物を見つけ、走って抱きつきに行く。
硝「お、名前!入学おめでとう、これからは堂々と高専を歩けるな」
家入は呪術高専の医師になっていた。
『ありがとう・・・でもやっていける気がしない・・・』
家入は、珍しく凹む名前の頭を撫でながら訳を聞く。名前は素直に禪院家のことを話した。
硝「あー・・・。五条は?」
五条はなんと言っているのかと問われたため、先程の一連の話をすると溜め息をつかれた。
硝「あいつはフォローが足りないな。
わかった、何かあったらまたおいで。話聞くよ。
今日は気を遣って疲れただろ?もう帰って休みな」
『うん』