第1話
夢小説設定
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2006年
呪術界を震撼させる事件が起きる。
1つの一族が、1人の少女を除いて皆死亡又は消滅。
なぜそのような事件が起こったのか。
ーーー
2006年春
呪術高専
悟「はぁー、2年になったのに何も変わんねえな」
傑「ただ月日が経って学年が上がったというだけだからね。私たちは学年というより階級で任務が変わるから仕方がないさ」
硝「別に変化とかいらないけどね」
五条悟、夏油傑、家入硝子、呪術高専2年になった3人は教室で担任である夜蛾を待ちながら世間話をしていた。
悟「てか、先生来なくね?」
しかし、授業が始まる時間になってもなかなか夜蛾が来ず、不思議に思っていた。
それから10分後
ガララッ
勢い良く入ってきた夜蛾に「遅刻ですよ」と夏油が指摘する。
しかし、息を切らしながら来る夜蛾の様子を見てただの遅刻ではないことがわかった。
夜「遅れてすまない。急用があってな。
悟、傑、突然だが任務だ。青森に向かって欲しい。」
悟「今から!?」
突然の話に驚く。
夜「今すぐだ。詳細は行きながら補助監督に聞いてくれ。
簡単に言えば“封印された少女の解放と保護”だ」
悟「いいねぇ、面白そうだ」
傑「悟、そんな言い方はどうかと思うよ」
五条悟と夏油傑は指定された場所へと向かった。
そこで待ち受けるものとはー・・・
ーー―ー
事件1週間前
青森の山奥にある集落
『父様、母様!見てください!タンポポで指輪を作りました!』
1人の少女が家の軒先に座っている父と母のもとへ小走りで向かっていた。
手にはタンポポで作った指輪。
それを嬉しそうに見せていた。
母「ふふっ、上手ね」
父「母さんに似て器用だな」
ここは、苗字家当主が住む屋敷。
美しい母と、均整の取れた顔の父、そしてその間に生まれた兄妹が住んでいた。
『これは母様の、これは父様の。で、こっちが兄様のです』
名前は、父母に1つずつ指輪を渡した。
ありがとうと受け取ってくれる父母に嬉しくなる。
『兄様には後で渡しておきますっ』
10歳以上年の離れた兄は今出掛けている。
すぐに帰ってくると言っていたため、母の隣に兄の分の指輪を置いておいた。
母「あら?名前、あなたの指輪は?」
『・・・あ。
今から作ってきます!』
忘れてた!と言ってタタタッとタンポポが生えているところに向かう名前を父母は微笑んで見ていた。
母「ふふっ、他人を優先するところはお父さん似ね」
名前の様子を見ていると、後ろから人影が。
それは出掛けていた名前の兄だった。
兄「父様、母様、お耳に入れたいことが・・・」
父「何だ?」
兄「禪院家と加茂家の動きが怪しいとの噂が」
母「!!」