第30話 爆弾騒ぎ
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少しして、名前は手を止める。
『手伝っておいてなんですけど、やっぱりこのパソコンじゃ難しいかもです』
薫「やっぱり・・・」
ネット環境、特殊なアプリケーション、様々なものが足りない。
そう話すと、伊達は本庁のシステムなら解析できるのではと意見を出す。
『まぁ、警視庁のシステムなら大丈夫だと思いますけど』
しかし花屋は、警視庁は今回の一件に協力的ではないと話す。
名前は“今回の一件”が何のことかわからなかったが、そこは聞くべきではないと思った。
『狭山さんって府警じゃなかったでしたっけ?』
伊「・・・・そうか、その手があったか」
花屋「お前、本当に一般人か?」
『ええ。ただのお弁当屋です』
訳が分からないと言うような表情の狭山に、伊達は府警のシステムを使えば良いと話した。
狭山の話では、これから大阪に戻る予定だったため丁度良いと。
伊達にCDを渡される狭山。
しかしその表情はどこか浮かない様子で、一回外に出ると言って小屋を出て行った。
『私も吾朗ちゃんの所戻りますね』
伊「あ、おい」
パシッ
『?』
伊達に掴まれる腕。花屋もじっとこちらを見てきている。
きっと疑われているのだろう。
犯罪に加担したことがあるかもしれない、もしくは現在進行形でしているのではないかと。
桐「伊達さん、名前は本当に善良な一般人だ。俺が保証する」
花屋「だが、なぜ一般人にそんな知識がある?」
『小さい時に極道と関わってから、そういう知識も手に入れたいなって思って独学で』
花屋「独学って・・・」
桐「名前も大変な過去があるんだ、察してやってくれ」
花屋と伊達は腑に落ちない様子だったが、刑事、元刑事の経験から悪い奴ではないだろうと結論付けてもらった。
『そういうことです。じゃあ、捜査頑張ってください』
そう言うと小屋を出ていく。
桐生には、早く狭山を追いかけるように伝えて。
真「おう名前、遅かったやないか」
『ごめんごめん、桐生さんたちと話しちゃった』
頼まれていたお弁当を渡しながら話す。
真島はあいつらも色々あったようやな、と笑っていた。
『なんか大変そう。また手伝ってって言われたら行くの?』
真「当たり前や!桐生チャンの頼みやからな」
『・・・私も手伝えることがあったら言ってね』
真島は名前の頭に手を乗せると、名前の言葉の真意に気づいたようで優しく笑いながら話す。
真「手伝えんくても見放さんから安心しぃ。
名前は安全に笑って生きとれ」
『・・・うん』
名前は心配だった。
真島らが遠くに行ってしまうのではないかと。
自分も同じ土俵に立たなければと焦っていた。
しかし真島に見放さないと言われホッとする。
『でも、手伝えることがあったら嬉しいなって思ってるよ』
真「わかったわかった、何かあったら言うわ」
ワシャワシャ頭を撫で回される。
大きな手に撫でられる心地よさに目を瞑る。
真「店長はん1人で大変やない?そろそろ戻り」
『うん、じゃあ、またね』
真「おう」
名前は手を振って真島の元を去る。
事務所を出るとまだ伊達や遥、狭山の知り合いだろう女性がいたため、会釈だけして弁当屋に帰ることにした。
ーーー
翌日
名前は仕事を終え、真島の所に手伝いに来ていた。
『吾朗ちゃん、これどこに置けば良い?』
建設業は手伝えないため、事務所の整理などをしていた。
真「いやぁ、男どもは建設でヘトヘトやから、名前がやってくれるだけで助かるわ」
社員「癒やされますしね!」
真「うっさいわ!早く仕事せぇ!」
その時、真島の携帯電話に着信が入る。
相手は桐生だったようだ。ご機嫌で電話に出る真島だったが、通話中突然緊迫した顔になり「何やて!?」と叫んでいた。
真「わかった、とりあえず賽の河原の奥で待っとるわ」
電話を切ると名前に向き直る真島。
真「名前、急用ができたわ。もう家に帰り」
『やだ』
真島の言葉を即座に拒否する。
電話の様子を見て、そう言われることはなんとなくわかっていた。
真「今ばっかりはダメや」
『何で?』
真「危険だからや」
安全に笑って生きてほしいと言ったばかりだと強い口調で言われる。
『何と言われようと私は引かないよ』
真「・・・・・爆弾が神室町中に仕掛けられとるって聞いても引かんか?」
『爆弾・・・?』
今、神室町には31個の爆弾が隠されているという。
ジングォン派という組織の復讐で、この街を壊そうとしていると。
『爆弾の解除とかは、できないかもだけど、何か手伝えるかもしれない』
真「・・・しゃあないのぅ。だが、桐生チャンたちにも聞いてからや」
『うん』