第29話 闘う理由
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真島、桐生、名前は再び奥の部屋に向かった。
真島は柔らかい椅子によっこいしょ、と座る。
真「おつかれさん。やっぱり桐生チャンは他の奴らとは比べもんにならんなぁ」
そんなことより、と急かす桐生に、真島は東城会に戻れば良いのか?と聞く。
桐生は名前をチラッと見てから答える。
桐「いや、無理に戻らなくても良いんだ。
アンタが東城会に収まる器じゃないことは知ってる。それに名前と一緒にいる時間が減るのは嫌だろ?」
真「ヒヒッ、よぉ分かっとるやないの」
だから組に戻るよりも、今の立場のまま組を助けてやってほしいと話す。
『別に、私のことは気にしなくても・・・』
真「殺されかけたやつが何言っとんや。真島建設がカタギだから堂々と守れるんやで?」
『むぅ・・・』
真島と桐生がそれで良いなら、と引き下がった。
『でも、そんなにピンチなの?東城会って』
桐生は錦山の跡を継いだ新藤が、錦山組を率いて組を抜けるかもしれない上、郷龍会がいつ攻めてくるかわからないと話していた。
『(もうわかんないや)』
真「しかしまぁ、何かスッキリせんな」
桐「何がだ?」
真「俺は何か作為的なもんを感じるんや」
東城会5代目の寺田が近江連合に殺されたことがおかしいと話す真島。
寺田が5代目になってから近江連合とはさほど敵対していなかったと話す。
『(近江連合・・・)』
知っている単語に反応すると、真島は長い手を名前の頭に乗せた。
真「まぁ、相手があの郷龍会ならやりかねんが、少なくとも殺されるほどの揉め事は無かったはずや」
東城会から抜けてから詳しくはわからないが、寺田のことは好かなかったと話す真島。
平和や和睦などの理想ばかり話して、周りの組織に舐められるようになってしまったと。
真「それに、あいつは結果的に東城会を混乱させたからな」
真島は寺田を信用していなかったと話す。
自分の言う事を聞くイエスマンしか周りに置かなかったから、真島や古参の柏木が除け者扱いされたと。
寺田を5代目に指名した桐生は責任を感じていたようだった。
真「桐生チャン・・・人を信じるのもええけど、気ぃつけなぁアカンで・・・」
『・・・』
その時、部屋の中に警報のような音が響く。
『わっ、何?』
真「大丈夫や」
ビクッと肩を震わせる名前に、安心させるように話す。
真「現場に不審な侵入者が入ったんや」
『え、不法侵入じゃん。狭山さん呼ぶ?』
真島は、神室町ヒルズ建設計画を奪い取ろうとしている連中だから自分らで追い返すと意気込んで歩きはじめる。
真「名前はここで待っとき」
『う、うん』
喧嘩なら一緒に行ってもただの足手纏いにしかならない。
真島が座っていた椅子にチョコンと座ると、真島と桐生は部屋を出て行った。
しばらくして、真島が帰って来る。
真「ただいまやでー」
『おかえり、大丈夫だったの?』
心配する名前に、楽勝やったわと笑みを見せた。