第28話 初・賽の河原
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花「あ、名前ちゃん、どうだった?真島さんの仕事ぶりは」
『ツッコミどころ満載でした』
花「ふふっ、新しい仕事でも天真爛漫なのね」
真島建設に顔を出し、お昼過ぎに弁当屋に出勤した名前は、花枝にその時の話をしていた。
『でもみんなやっぱり仲良しそうで良かったです』
真島組が解散になってもほとんど真島建設に入っていた。
真島建設に入らない人たちは真島組と同じくらい古参で真島から信頼されている風間組に引き取られたとも聞いていた。
花「じゃあ真島建設から注文が入ったら名前ちゃんに配達任せるわね」
『はい!』
それから数日、心配でお弁当を届けるついでに様子を見に行く名前だった。
数ヶ月後
仕事終わり、真島建設に顔を出そうと向かっていると後ろから声をかけられる。振り返ってみるとそこには見知った顔があった。
桐「名前」
『桐生さん、と、彼女さん?』
声をかけてきたのは桐生だった。その隣にはスーツのいかにも仕事ができますという雰囲気のキレイな女性がいた。
桐「いや、違う」
薫「府警第四課主任、狭山薫です」
『警察の方なんですね』
なぜ桐生と警察が一緒にいるのだろうか?と考えていると、桐生が「身体は大丈夫だったか」と聞いてきた。
松崎の件で入院した後、桐生とは会っていなかった。
『ご心配おかけしました、もう大丈夫です』
薫「何かあったんですか?」
別に隠すことでもないため話すことにした。
『殺人未遂で病院に搬送されました』
薫「は!?」
狭山は目を見開き驚いていた。
その後も色々あったが、面倒なのでそこは言わないでおいた。
『桐生さんたちは何を?』
桐「真島の兄さんに会いに行くところだった。
丁度良い、名前も一緒に行くか?」
『はい、私も吾朗ちゃんの所に行くとこだったので』
3人で西公園に向かっていく。
その時に狭山について話を聞いていた。
桐生の身辺警護をしながら自分の出自について知ろうとしているとのことだった。
神室町ヒルズを建設中の真島建設事務所前に着くと、桐生と狭山は物珍しそうにキョロキョロしていた。
桐「1年前とは全く違う・・・」
薫「前はどんな感じだったの?」
桐生は、ホームレスの溜まり場だったと話す。
名前もなんとなくはわかっていたが真島建設になる前は近くに行ったことすら無かった。
「久しぶりですね、桐生さん」
少し歩くと、黒人の真島建設社員が声をかけてきた。
それは以前地下闘技場で桐生と闘ったゲイリーだった。
『あっ、ゲイリーさんこんばんは。桐生さんとも知り合いなんですね』
ゲ「こんばんは、名前さん。
桐生さんとは前に闘ったことがあるんです」
へー、と相槌を打つ。
ゲイリーは、真島は地下の一番奥で待っていると話す。
『地下?』
桐「行ったことないのか?
まぁ、兄さんなら行かせないか」
『?』
地下に何があるのだと頭に?を浮かべる。
一緒に行ってもいいのか、と桐生は悩んでいたようだが、一度気になってしまった名前は一緒に行くと言って聞かなかった。