第27話 真島組解散?
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『今、何て?』
真「真島組解体の準備って言ったんや」
空耳ではなかったことに絶望する。
『え、じゃあ、じゃあ、吾朗ちゃん、は?』
驚きのあまり吃るが、真島は冷静に答える。
真島組の組員が下手を打ってしまい、責任を取ることになったと。
真島組は解体するが、有志を集めて“真島建設”を設立することも決めていると話す。
真島建設には、真島組の組員のほぼ全員が入ることになっており、カタギになったこと以外変わりないとも。
『いなくならない?』
真「いなくならんわ」
ホッとする名前の頭をワシャワシャ撫でると、今日はゆっくり休み、と言って出ていく真島。
1人になった瞬間また不安に襲われるかとも思ったが、そんなことはなく気持ちは安定したままだった。
窓の外を見ると飛行機雲が見えた。
『・・・マコトお姉ちゃん、もう行ったかな』
自分も前を向かなくては、と1つ深呼吸をした。
ーーー
翌日
医師「うん、安定してますね。家に戻っても大丈夫でしょう」
『ありがとうございます』
退院の手続きは、来てくれた花枝と共に行った。
花枝が来てくれた瞬間謝罪し倒したが、「あの名前ちゃんがやっと迷惑かけてくれたから逆に安心した」と言われた。
優しい花枝に感謝しつつ家に帰る。
花枝はあと数日休んでもいいと言ってくれたが、やることも無いため出勤すると言い張った。
明日からまた仕事が始まるため今日はゆっくり休むことにした。
ベッドにゴロゴロしながら久しぶりに携帯の画面を見る。
大阪には持っていかなかったため、画面を見て笑ってしまった。
着信とメールがたくさん入っていたのだ。
松崎に監禁されていた時から蓄積されていた。
「おはよう、具合悪い?」
と花枝のメールから始まり、西田や真島組、真島からの着信もたくさんあった。
『だいぶ心配かけてたなぁ』
そこへ、ピコン、とメールが来たと通知が入った。
『ん?吾朗ちゃんから?』
文章は無く、写真が添付されていた。
『ふふっ』
それは、真島組の皆が整列し“おかえり!”と達筆な字で書いてある紙を持っている写真だった。
もちろん真ん中には真島がふんぞり返っている。
“ありがとう、ただいま”
とメールで送り、携帯を閉じた。
『ご飯何にしようかな』
冷蔵庫を見ると賞味期限が切れたものばかり。
冷凍庫のもの、とも思ったが
『外、行ってみようかな』
外へ行ってみることにした。
きっともう大丈夫。
念の為携帯を握りしめながらカフェに向かった。
『ふぅ』
何事もなく平和にカフェに着いた。
今までと同じ見え方、今までと同じ聞こえ方。
スパゲッティとカフェオレを頼むと好きな席に向かった。
外を見渡せる角の席。
『(いろんな人がいる)』
友だちと楽しく歩く人、仕事なのかスーツで急ぎ足の人、犬の散歩をしている人、泣いている子どもをあやしながら歩いている人。
『(みんながみんな私を見てるわけじゃないし、それぞれの生活がある。
私を好きでいてくれる人も世界に数人はいる。
その人たちのためにも、この世界を好きでありたいな)』
ゆったりとした時間を過ごし、満足してからカフェを出た。
家に帰ってからは体力回復のために休むことにした。