第24話 失踪
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真「はぁー・・・」
寺「お疲れさまです、真島さん」
真島は蒼天堀で、植松を殺した犯人である真島組の川村、それを裏で操っていた東城会の飯渕と対峙した。
川村は飯渕に殺され、飯渕は自殺という形で幕を閉じた。
しかし、川村は植松だけでなく近江連合の幹部も殺害しており、それだけは近江連合に事情を説明しに行く必要があった。
そのため、東城会五代目の寺田と、川村の親である真島が近江連合本部に行くことになった。
そこで、落とし前として真島組を解体すると話したのだ。
真「こんなん言うのは癪やけどな、東城会は任せたで。簡単に潰させたらただじゃおかんからのぅ」
寺「お任せください」
2人でタクシーに乗って駅まで向かおうという時、真島の携帯が鳴った。
寺田の方を見ると、電話に出て構わないと言っていたので、少し離れたところで電話に出ることにした。
電話の相手は花枝だった。
真「何や?」
花《名前ちゃんが・・・
名前ちゃんが・・・
病室からいなくなりました》
真「なんやて!!?」
真島は大声をあげる。
花枝は泣きそうな声で、病院からいなくなったと連絡を受けたことを話した。
携帯は病院に置いてあったため通じず、病院周辺、神室町、家付近を探したが見つかっていないことも。
寺田は、真島の大声が聞こえていたようで様子を見に来た。
真「今すぐそっち向かう、今までの名前の様子を詳しく教えてくれんか?」
花《ええ》
真島は寺田に電話しながらで良いか話すと了承してもらったため、電話しながらタクシーに乗った。
花《目が覚めたらパニックになったって話をしましたよね。
その時には誰を見ても拒絶する感じでした。
恐怖を感じてるような、そんな表情と言葉で》
真「店長はんのこともか?」
花《はい・・・一緒にいた西田くんも。
看護師さんもだったので、知り合いや男女関係なくって感じでした》
その後の様子も知っていたら教えて欲しいと真島が問うと、点滴に鎮静剤が入っているからか、パニックは起こしていないと話す。
花《でも・・・》
真「何や?」
花《落ち着いてるっていうよりは・・・
心が壊れてるって、もう何も目に映っていないって、私はそう思いました》
自分を守るために全てに蓋をして、何も感じない、とても危うい状況ではないかと気づいていたと。
花《気づいてたのに・・・また、助けてあげられなかった。どうしたら良いかわからなくて、名前ちゃんを置いて行ってしまった・・・
真島さんみたいに、名前ちゃんを受け入れてあげてたら良かったのに・・・》
病室で返事をしない名前に気まずさを感じてしまったことを後悔していた花枝。
あの時しっかり話してあげていれば良かったのではないかと思っていた。
虐待を受けた時に、名前の心を救ってくれた真島のように。
真「後悔しても仕方あらへん。今は名前を探すことが先決や。西田らには言ってあるんか?」
花枝は病院から連絡を受けてすぐに真島に連絡したため、誰にもまだ話していないという。
真「・・・桐生ちゃん、まだ神室町におるやろか」
真島は桐生に協力を求めてみようと思っていた。
その前に自分の組でできる所はしておきたい。
真「俺は桐生ちゃんにも協力を頼んでみる。店長はんはうちの組のモンに連絡とってくれんか?」
花枝「は、い・・・」
真「店長はんっ」
狼狽える花枝に、真島は電話越しに喝を入れるように呼びかける。
真「気をしっかり持ち。名前は店長はんを拒絶してしまったかもしれん。やけどな、それが本心なわけないやろ?
名前は店長はんのことも大好きや。今は何もわからなくなっとるだけやから、支えてあげな」
花枝「そうですよね、すみません、真島さんも不安なのに。私、頭が真っ白になっちゃって」
挨拶をして電話を切ると、真島は桐生に花枝は西田に連絡するべく再度携帯を操作した。
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桐《もしもし、兄さんか?》
真「ああ。桐生ちゃん今神室町おるか?」
桐生は、また喧嘩か?とは思わなかった。
名前の件があってからまだ一度も顔を合わせておらず、そんな状態で喧嘩を売ってくるとは思わなかったのだ。
桐《まだ神室町だが・・・名前に何かあったか?》
真「今まだ入院してたんやが、病院から抜け出しよっての」
桐生はその話を聞いて驚いていたようだ。
抜け出すほどの何かがあったのかと。
真「そこでや。俺は今大阪におって探しに行けん。やから桐生ちゃんに手伝ってもらおう思たんや」
桐生は快諾した。
お礼を述べ電話を切ると、花枝からメールが来ていた。
真島組の組員たちも探し回ってくれると。
真「どこ行ったんや、名前・・・・」