第24話 失踪
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〈名前side〉
また、暗闇
でも
暗闇なら何も見ないで済む
あの恐ろしい影も
自分を罵る声も
自分を睨む赤い目も
何もない
怖くない
ずっと暗闇でいい
怖くない
怖く、ない
寂しい
寂しいよ
独りはイヤ
でも、私は独り
独り
私がこの世界にいる意味なんて
ない
『・・・・・・』
ゆっくり目を開けると白い天井。
何があったんだっけ・・・とボーッとする頭を回転させる。
翔さんに殺されかけて、助けられて病院に来たのか・・・
翔さんはどうなったんだろう。
助けに来てくれたのは吾朗ちゃんと、桐生さんだった気がする。
後はもうわからない。
ただ、怖いという感情に飲まれていたということだけはなんとなく覚えている。
ふと、身体を見ると包帯だらけだった。ところどころ血が滲んで少し赤くなっている。
身体を動かしてみるとヒリヒリと痛みが走った。