第19話 平穏
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『いただきまーす』
翔「いただきます」
今は翔の家でゆっくり過ごしている名前。
一緒に夕飯を作り食べるところだった。
翔「今日の肉じゃが良い感じだね」
『ジャガイモを入れるタイミングを変えてみたの』
自分が作った料理を食べてもらうのは弁当屋でもそうだが、恋人に食べてもらっていてさらに褒められると嬉しくなってくる。
『翔さんが手伝ってくれたサラダもちょうど良い味付けですね』
翔「ありがとう。
あ、ご飯粒ついてるよ」
翔はそう言うと頬についていたご飯粒を取って食べた。
名前は顔を赤くする。
『え?あ、ありがと・・・ございます』
翔「くすっ。相変わらず名前は恥ずかしがりだね」
ご飯を完食し、2人で皿を片付ける。
翔「今日はたくさん作ってもらったから、俺が洗い物するよ」
『大丈夫だよ、一緒にやりましょ』
翔「じゃあ、一緒にやろう」
皿洗いも終わり、お風呂に入った。
先に名前が入り、今は家主の翔の番だ。
『ふぅ・・・』
名前はため息をついた。
翔と付き合って2ヶ月ほど経った。
恋人同士がすることも、経験した。
初めてで怖がり痛がる自分に優しく声をかけ安心させながらしてくれた。
翔は名前のことを一番に考えてくれる。
自分の出自も全てを受け止めてくれた。
だから、本当に全てをさらけ出しても良いのかもしれないと思った。
翔「はぁー。あちぃ。
アイスまだあったっけ?」
翔はお風呂から出て来て冷凍庫を漁っている。
小さいアイスを見つけて頬張ってソファに座っている名前の隣に座った。
翔「やっぱ2月でも風呂上がりはアイスだな」
『ふふっ、いつも言ってるね』
じーっと名前を見る翔。
名前が「何?」と聞くと、敬語が無い時が増えてきたと言われた。
『え!?ごめんなさい!無意識でした!失礼ですよね』
名前は申し訳なく思い焦って謝った。
翔はそんな名前を見て笑う。
翔「ははっ、謝んないでよ。俺は嬉しいよ、距離が近くなった感じでさ」
『・・・』
目を伏せる名前に、翔は不思議そうな顔をする。
『翔さん・・・今から言う話、何も言わずに聞いてくれます?』
翔「何?改まって。
いいよ、何でも聞くよ」
やはり安心感がある。
しかしこれで受け止めてもらえなかったらもう別れるしかないのかなという思いもあり、深呼吸をする。
『私、前世の記憶があって』
翔「前世?あ・・・」
翔は不思議に思ったが、何も言わずにと言われたからと口をつぐむ。
『前に翔さんが、今の知り合いは前世でも親交があるかもって話したでしょ?』
翔「うん」
『私、それで怖くなって・・・』
小さく震える名前。
翔は隣に座っている名前の肩を掴み、自分の方に寄せた。
『私・・・・
前世で・・・
人を、殺しちゃってるんです・・・』