第36話 真島と冴島
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冴「真島・・・!」
真「お前には色々言い訳せなアカンねや。
場所、変えよか。ちょっと面貸せや」
『(なんだろう、吾朗ちゃんの雰囲気・・・辛そうな、悲しそうな・・・)』
ボーッと2人の様子を見ていると、真島に気づかれた。
真「あ?お前誰や」
『(え、気づいてないの?)』
倒れている真島組組員たちも、そこにいる人が名前だと気づいていない真島に驚いていたようだった。
名前は、別に隠す必要もないから、と変装を解く。
すると真島は目を見開き名前に声をかける。
真「おま、名前か!?」
『うん、ごめんね驚かせて。色々あって冴島さんと行動してた』
真「・・・・今日は帰り」
低い声で話す真島。やはり今日はおふざけモードではないようだ。
名前は、真島のことをもっと知りたいと思っていることを話す。だから一緒にいたいと。
真「面白いこと何もないで?」
『それでもいい』
真「・・・・勝手にせぇ」
真島は名前から視線を外し、ミレニアムタワーを出るため冴島とすれ違って歩いていく。
冴島と名前が真島の後に続いて外に出ると、何百人もの真島組の組員がミレニアムタワー前に整列していた。よく見ると道路にまで並んでいた。
『え、なに』
組員「お疲れ様です!」
1人の組員が挨拶をすると、周りの組員も挨拶をして頭を下げた。
真「これなら警察も近寄れんやろ。
さ、行こか」
真島組の組員に見送られながら道路の真ん中を堂々と歩いていく。
神室町の人たちは、何事だとざわついている。ちなみに名前は再度変装をして目立たないようにしていた。
向かった先はバッティングセンター。
真島は、自分たちの思い出の場所と言っていた。
真「久しぶりに打たへんか?」
真島は機会にお金を入れると打席に入り、バットを持った。冴島も続いてバッティングの空間に入る。
名前はさすがに邪魔になると思い、扉の外で様子を見ていた。
『(吾朗ちゃん打てるのかなぁ。私は野球はからっきしだからなぁ)』
そう思っていると、ピッチングマシンからボールが出てきて、それを軽快な音とともにバットで打ち返していた。
そんな真島に冴島は話しかける。真島はバッティングを続けながら返事をしていた。
冴「お前、俺が何でこの街に戻ってきたんかはわかっとんのやろな?」
冴島は真っ直ぐ真島を見ている。
真「笹井の叔父貴に会うため・・・
それに、俺への復讐ってとこやろ?」
『復讐・・・?』
冴島の雰囲気、人柄からして復讐などするような人間には思えなかった。
しかし、兄弟分である真島が言うということは、それほどのことが過去にあったのだろう。
名前は眉間にシワを寄せながらも、話を静かに聞いていた。