第34話 銃
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壺井「ぐはっ、はぁっ、はぁ・・・」
真「東城会に・・・真島組に喧嘩売ろうなんざ千年早いわ」
腹部を押さえて片膝をついている壺井を見下すように見る真島。
真「ホントはブチ殺したいとこやが、それはアカンからな」
ガッ
壺井「ぐうっ!?」
真「これだけで勘弁したる」
真島は壺井の顔面に膝を入れた。壺井は地面に倒れる。
真島はカラの一坪事件の際、マコトが撃たれた仇を取るため相手を殺そうとした。
しかし、それはマコトに返せない借りを作るだけだと世羅に言われ、そのことがまだ頭に残っているのだろう。
名前や花枝が巻き込まれた怒りはあるが、怒りに任せて行動することはなかった。
組員「親父、名前ちゃんたちを・・・」
組員にそう言われ、真島は名前の所に向かう。
壺井に背を向けて・・・。
それを見た壺井は口角を上げると
壺井「真島ぁぁあああ!!」
壺井は近くにあった拳銃に手を伸ばし、真島の背中に向けた。
組員「親父!!!」
組員たちは壺井に手を伸ばすが間に合わない。
そして
パァンッ・・・・・
一発の銃声の後、静寂が訪れる。
カランっ・・・・
響いたのは
壺井「ぐ、くそっ・・・」
壺井の拳銃が床に転がり落ちた音。
『はぁっ・・・はっ・・・・』
花枝「名前ちゃん・・・・」
壺井の拳銃を弾いたのは名前だった。
今の間に真島組組員は壺井を拘束する。
『はっ・・・は・・・』
真島「名前、助かったわ。
・・・名前?」
真島は名前の様子が変であることに気づいた。目が泳いでおり息も荒い。
真島「拳銃、か?」
名前は震える手で拳銃を持っていた。
前世のトラウマが思い起こされたのだろう。
千葉「真島さん・・・俺が、後は片付けます・・・真島さんは、名前ちゃんと花枝さんを」
花枝「私は一人でも大丈夫、真島さん・・・」
花枝は先に名前をどうにかしてあげるべきだと伝えた。真島も了承し、名前のもとへ向かう。
とりあえず拳銃を持っていてはマズい。
名前の手から優しく拳銃を受け取り、拳銃を千葉に渡すと壺井組のアジトを後にした。
真島組の車に乗って神室町に帰ることにした。
真島の乗っている車内には名前と運転手の西田だけが乗っている。
『っ・・・・うっ・・・』
真「落ち着きぃ、名前は誰も殺しとらん。
俺を守ったんや。お前の手で俺を守った」
息を荒げ、涙を流す名前の両手を掴み、真島は声をかけ続ける。
真「頑張ったのう、ボロボロんなって痛かったやろ。
もう大丈夫や、怖いことはなーんも無い」
『うっ、うぅ・・・うぁあ・・・』
車内には名前が泣く声だけが響いていた。
名前の精神面も考え、家に送らず真島組の事務所に向かうことにした。