第33話 知らせ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
花「え?」
『どういうことか、聞いても良いですか?』
突然の話に困惑する2人。
花枝はカフェオレを飲んでいた手を止める。
千葉「俺らが極道だっては言ったが、俺らの組が最近狙ってるのが“真島組”なんだ」
名前と花枝は目を丸くする。
千葉「俺ら壺井組は、規模のでかい真島組を潰して東城会を乗っ取るために今神室町に来てる」
花「『!?』」
花枝は驚きのあまり声を出しそうになっていたが、咄嗟に口を押さえて耐えた。
そして気持ちを落ち着かせるかのようにカフェオレを飲む。
千葉「そこで、真島組を効率良く潰すために、真島組の弱点を突こうって親父が言ってさ。
それで、あんたたちの弁当屋に白羽の矢が立った」
『・・・人質にされるってことですか?』
千葉は静かに頷いた。
真島組と弁当屋の仲が良いことはすでに調査済みであったと話す。
千葉「あんたたちを襲うのは5日後」
花「5日後・・・」
千葉「親父は、一般人も平気で巻き込む。
だから、俺は、あんたたちに危険な目に遭ってほしくねぇんだよ」
極道者でも、他の人と同じように迎えて話してくれた弁当屋の2人には危害を加えたくないと話す。
千葉「だから、事が落ち着くまでは神室町に近づかないでほしい」
事が落ち着くとは、真島組と壺井組どちらの勝利を仮定しているのだろうか。
そう思ったが、何よりも今心配なのは
『それは・・・あなたたちも危なくないですか?』
千葉と山口のことだった。
もし千葉と山口が弁当屋に顔を出していることを知られていたら、弁当屋を閉めたら千葉と山口が情報を漏らしたことがバレてしまう。
千葉「まぁ、俺らはどうにかするよ。
あんたらが“旅行に行ってます”とか貼り紙してくれたら誤魔化せんじゃねぇか?」
カランカラン
「誤魔化さなくても、旅行に連れてってやるよ。
行くのは俺達とだけどな」
「『!!』」
突然店内に男たちがぞろぞろ入ってくる。ざっと見て10人くらいはいるだろうか。
咄嗟に千葉、名前、花枝は立ち上がる。
千葉「親父・・・」
一瞬、やはり千葉に騙されたのかと思ったが、千葉の驚愕した表情を見て、千葉もこの状態が想定外だったことを悟った。
千葉「山口は?外にいたはずじゃ・・・」
壺井「いたなぁ。お前に危険を知らせようと焦って店内に入ろうとしたみたいだが」
壺井はそう言うと後ろにいた部下に合図をする。
すると、
ドッ
千葉「山口!」
ボロボロの山口が目の前に倒れ込んだ。
ぐぐ、とゆっくり顔を上げると千葉に向けて話す。
山口「あ、兄貴・・・全部・・・バレて、ました」
そういうことか、と思った。
千葉と山口が企んでいることが何かの拍子にすでにバレていたのだ。
ここで名前たちに危険を知らせようとしていることが。
『花枝さん、警察・・・』
隙を見て花枝に声を掛けた瞬間
壺井「オラァ、とっ捕まえろ!」
壺井の号令とともに男たちが向かってくる。
店主に警察を呼んでもらおうと目を向けると、気まずそうに目を背けた。
きっと店主も壺井の仲間、もしくは脅されているかなにかなのだろう。
壺井組の男たちは、千葉に数人、名前たちに3人向かわせた。
『花枝さん、下がってください』
花「う、うん・・・・」
花枝の前に名前が立つ。
男たちを見据えていたため、花枝がフラついたことには気づかなかった。