第33話 知らせ
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壺井組が作戦決行を決めた2日後、昼過ぎ
『あれ、また来てくれたんですか?』
千葉と山口が弁当屋に来ていた。
千葉「ああ、また買いに来た。今日のおすすめは?これは何弁当?」
『・・・・?』
おすすめを聞きながら、千葉は名前に近づきカサ、と小さい紙を渡した。
花「あ、ちょっと、この子一回それで酷い目に遭ってるんで、手紙とかは無しで」
偶然近くにいた花枝が、その様子を見て拒否しようとする。
千葉「ナンパとかじゃない。見といてほしい、2人とも。
できれば仕事が終わる前に」
『は、はぁ・・・』
いつもの軽い感じとは異なり、真剣な表情で話してくる千葉に押され気味になる。
とりあえず紙をポケットにしまい、弁当を用意することにした。弁当を用意している間も、どこかソワソワしている2人を不思議に思っていた。
弁当を買っていった2人を見送り、並んでいた客を数人捌くと仕事が落ち着いたため、紙を見ることにした。
紙には、“今日の夜20時に、喫茶〇〇に来てほしい”
と書いてあった。
『ここって、だいぶ路地裏のお店じゃないですか?いつ通っても店主のおじさん1人か、客が2・3人いて良い方の』
花「そうね。危なそうな人たちには見えなかったけど・・・」
やはり危険な目に合わせようとしているのだろうか、とも思ったが紙を渡してきたときの焦ったような真剣な表情を思い出した。
『でも、多分信じていい人たちだと、思います・・・』
一度騙された身だから強くは言えないがと一言付け足す。
花枝も信じたいと思ってくれたのだろう、仕事終わりに軽くご飯を食べてから向かうことにした。
仕事が終わり、ご飯を食べているうちに20時が近づいてきた。
『一応すぐ警察呼べるようにしておきます?』
花「まぁ、一応ね」
携帯をすぐに開けるようにしておき、通報できるようにしてから歩き出した。
呼び出された喫茶店に近づく。
窓から中の様子が見えたが、やはり誰もいない。
『ま、入りますか』
中に入ると、店主のおじさんが声をかけてくる。
待ち合わせで、最終的に4人になるかもしれないと話すと奥の大きいテーブルを使っていいと言われる。
『・・・ここのテーブル使ってもいいですか?』
千葉たちを信じていないわけではないが、奥は何かあったときに店主の死角になりやすく、動きも制限される。
喫茶店の真ん中にあった2人掛けテーブルを2つ指差して店主に聞いた。
店主はそれでも大丈夫だと答える。
『じゃあ、ここで待たせてもらいましょう』
店主「ご注文先にされますか?」
『・・・じゃあ、先に』
何も注文せずに居座るのも気まずいと思い、名前と花枝はカフェオレを頼んだ。
頼んでしばらくすると、カランカランと店の扉が開き、千葉が入ってきた。
昼に会ったときと同じ焦った表情をしている。
『弟分さんはいないんですか?』
千葉「ああ、外で待たせてる。あ、ブレンドコーヒーで」
花「で、話って?」
千葉は、店主が近くに来たことに気づき、まだ話すのを待つようジェスチャーで花枝に伝えた。
店主は、名前たちのカフェオレと千葉の水を持って来た。店主がカウンターの方に戻っていくと、千葉は水を一気飲みし、話し出す。
千葉「単刀直入に言うと、2人に危険が迫ってるからしばらく店を閉めてほしい」