変態三銃士~お尻マイスター~
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※後半からお尻マイスターの話です。
『ふぁあ・・・お疲れさまでしたー』
八「お疲れさま」
海「お疲れー」
今日も1日の仕事を終え、帰ろうとすると名前のスマホが鳴った。
画面を見ると“真冬さん”の文字。
『もしもし、真冬さん?』
藤《あ、名前、今大丈夫?》
『大丈夫ですよ、仕事終わったとこです』
藤《そうなのね、お疲れさま。
それでね、今度さおりとショッピングに行くんだけど、名前も休み合わせて一緒に行けたらって思ったんだけどどう?》
名前は真冬さんとさおりさんとショッピング!?と歓喜の声を上げ、八神を見る。
八「ん?どうした?」
『八神さん、真冬さんとさおりさんにショッピングに誘われちゃった。
その日、お休みもらっても良い?』
八「へぇ、珍しいね。
大丈夫だと思うから日にち決まったら教えて」
名前は嬉しそうに返事をして電話を終え、事務所を出た。
ーーー
ショッピング当日
無事休みをもらうことに成功し、真冬、さおりと待ち合わせしている場所へ向かう。
いつもは動きやすい服装だが、今日は真冬やさおりと並ぶことを考え、女性らしいニットのワンピースとヒールのあるブーツにしてみた。
待ち合わせ場所に着くと、すでに真冬とさおりが待っていた。
『わ、ごめんなさい、待たせちゃいました?』
真「大丈夫よ。まだ集合時間の10分前だから」
さすが検事、弁護士、探偵。他人との待ち合わせ時間はきっちり守る習慣がついているようだ。
城「それより、いつもと雰囲気が違うわね」
さおりが名前を上から下まで眺めながら呟く。
藤「そういえばそうね、ワンピースなんて珍しいじゃない」
『だって真冬さんとさおりさんと一緒だから、可愛くしなきゃって思って』
照れながら話す名前に、真冬とさおりは笑う。
真「もう、なんでそんなに名前は可愛いの!」
真冬にギュッとされ、名前も嬉しそうだ。
あいさつも程々に、お店へ向かうことにした。
名前は特に買いたいものも無かったため、欲しいものを物色中の真冬たちとの話を中心に楽しんでいた。
買い物を終え、ランチにしているとさおりが名前を真剣な顔で見つめて尋ねてきた。
城「そういえば、杉浦さんとはどうなの?」
『・・・あれ?さおりさんに文也くんのこと話しましたっけ?星野くんから聞いたとか?』
藤「なに?文也くん?なになに?」
杉浦と付き合っていることなんて話していなかったはずだ、と不思議に思う名前。
星野は杉浦と付き合うことになった瞬間を見られていたからさおりに話していてもおかしくない。
一方真冬は恋話だと瞬時にわかり目を輝かせる。
城「星野くんからは別に何も。
前々から杉浦さんが名前に好意を寄せてたのには気づいてたから。何か進展はあった?」
隠すことでもないため、名前は2人に杉浦と付き合ったことを話す。
藤「杉浦・・・ってあの八神くんと時々一緒にいる茶髪のイケメンくん?
生野のラボでナイフ向けてた」
『そうです』
藤「へぇ・・・え、どっちが告白したの?やっぱりあっち?まさかの名前!?」
真冬は興奮気味に名前を問い詰めていた。さおりも落ち着いてはいるが静かに質問を投げ掛けている。
しばらく恋話で盛り上がると、そろそろ解散の時間になる。
藤「はー、楽しかった!また集まりましょ」
城「そうね」
『はい!・・・あ、ちょっと』
スマホが鳴り、画面を見ると杉浦からの電話だった。
藤「なに、彼氏?電話出ていいわよ」
『いや、後でいいです』
藤「出て?」
真冬の圧に負け、その場で電話に出ることに。
『もしもし』
杉《あ、名前ちゃん今忙しかった?》
『ううん、今日お休みもらってて、真冬さんとさおりさんと買い物来てた』
杉《そうなんだ、この後八神さんの所に顔出そうと思ってたからさ。
その後ご飯に誘おうと思ってたんだけど、じゃあ今日は残念って感じかな?》
『あー、どうしよ・・・わぁっ、さおりさん!?』
聞き耳を立てていたさおりが名前のスマホを奪い取る。
城「源田事務所の城崎です。もうこちらは解散になるのですぐに名前を神室町まで向かわせます。」
そう言って名前にスマホを返すさおり。目が本気だ。
『もしもし、名前だけど。そういうわけで、神室町向かいまーす。』
杉《あははっ、城崎先生ってやっぱり強いよね。
ありがと、じゃあ劇場前広場で待ってるね》
『うん』
電話を切ると真冬とさおりに急かされながら駅へ向かう。
『私は真冬さんとさおりさんとももっと話したかったのに・・・』
という呟きは無視された。
いつもはこう言うと可愛い!と言ってくれるのに今は恋路を応援する女性の顔になっていた。