最終話 未来へ
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その時、事務所の窓に猫がやってきた。
『あ、猫!』
猫「にゃあー」
『可愛いー』
窓の近くにいた海藤が猫を捕まえようとすると、
ピョンッ
海「あだっ!」
海藤の頭を経由し、杉浦と名前の間に座り込んだ。
名前がそっと撫でてみるが逃げなかった。
『可愛いよぉ、文也くん』
杉浦に猫の可愛さを共有したくてデレデレしながら杉浦に話しかける名前。
八「(杉浦は名前ちゃんにデレデレしてんな)」
気を取り直してお寿司じゃんけん再開。
海藤、東、九十九でじゃんけんすると、勝ったのは九十九だった。
謙遜しつつも美味しそうに大トロを頬張っていた。
いよいよ最後のひとつ。
海「真剣勝負だからな」
東「兄貴と言えど容赦しませんよ」
海藤と東は立ち上がり、何を出すか作戦を練り始めた。
杉「どっちが勝つと思う?」
九「東さんですかね」
『海藤さん』
八「東かなぁ」
海「行くぜ?」
「「最初はグー!じゃんけんポン!!」」
勝者は海藤だった。
海藤はガッツポーズをし、東は膝をついた。
海「じゃ、いただくとしますか」
と、その時
杉「あっ」
猫がテーブルに飛び乗った。
そして海藤が東を慰めている間に
ピョンッ
海「ああ!!!」
猫が海藤の手から大トロ寿司を奪い去って行った。
猫が出ていった窓を見、静かに崩れ落ちる海藤。
立ち直るまでに時間はかかったが、九十九がウニとイクラをあげると言ったので落ち着きを取り戻した。
その後みんなでのんびり話をしながら寿司を食べていると、杉浦と八神がアイコンタクトを取る。
海藤、九十九もそれに気づき、杉浦の動向を伺う。
杉「名前ちゃん」
『ん?』
杉浦は名前の方を向き、真剣な顔で話す。
杉「大事な話、してもいい?」
『うん、なに?』
杉「・・・結婚しよう」
『・・・・へ?』
突然のプロポーズに驚く名前。
杉浦を見て、周りの人たちを見るとニヤニヤしている。
今日プロポーズすることを知っていたようだった。
杉「まだ、だめ?」
『だって九十九課が軌道に乗ったらって言ってたから、ビックリして』
杉「そう思ってたんだけどさ。
良いタイミングかなって。
今回の事件でもっと名前ちゃんを守りたい、大切っていう気持ちが強くなったから」
『・・・ありがとう。
よろしくお願いします』
名前も杉浦を微笑みながら見つめて返事をする。
杉「うん!」
海「ヒュー!お熱いねぇ」
八「よっしゃ、じゃあ記念に飲み直すか」
九「おめでとうございます、苗字氏」
東「名前が結婚かぁ・・・泣けちまうぜ」
『恥ずかしいなぁ』
杉「あ、そう?みんながいた方が嬉しいかなと思ったんだけど」
『恥ずかしいだけ。嬉しいよ、とっても』
恥ずかしくて杉浦の胸板におでこをくっつけるように顔を埋める。
海「お?キスか?」
『しないよ!さすがに!』
八「付き合ったときは俺たちの目の前でしてたじゃねぇか」
『あれは覗き見でしょ!?』
笑い声が響く事務所内。
これからもこんな日常が続くと良いと思う名前だった。
傷を負った者たちは家族になることを選んだ。
もう幸せになることを迷わない。
自分に正直に生きていく。
もし道を踏み外しそうになっても、立ち止まっても怖くない。
大切な家族、仲間がいるから。
一緒なら大丈夫。
希望に満ちた未来に会いに行こう。
傷を負いし者たち 第二部 完
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