第34話 女子高生を助けろ!
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名前は香田の、杉浦はあかねの拘束を解く。
2人は仮面を被った杉浦を不思議そうな目で見ている。
それに気づいた名前はクスッと笑った。
八神があかねたちに近づくと、あかねは目を逸らし謝る。
八「いや、俺が巻き込んだようなもんだ。
悪いのはお前じゃない、RKのやつらだ。
その次が俺かな。
少なくとも、お前が謝る相手は俺じゃない」
あかねは香田を見て「ごめん」と呟いた。
謝ったあと気まずくなったあかねは、先に帰ると言って出口に向かって走り出した。
すると
あ「!」
あかねが何かに驚き立ち止まる。
一同がそれに気づき振り返ると
八「相馬・・・」
相馬が階段の前に立っていた。
あ「何?・・・誰?」
八神はあかねに後ろに下がるように叫び、前に出る。
海「ひとりでのこのこ出てきやがった。
どういうつもりだ?」
相「お前らと話がしたくてさ。
実は桑名から脅迫されて困ってんだよ、俺ら」
『脅迫?』
桑名は、冷凍保存してある楠本玲子が殺した川井の死体のありかをネットに暴露すると言われたと話す。
相馬は、自分は秩序を守るための必要悪だと、自分が手を汚すたびに日本の平穏な日常に貢献していると実感できると言った。
澤先生の時にも、正義を実感しながら殺したと。
海「てめぇ!」
相馬に殴りかかりに行こうとする海藤
相「おっとぉ、そういきり立つな。
話がまだ済んでねぇよ」
『桑名さんに脅されてる内容のこと?』
相「そうだ。あいつは川井の死体をネタに、“お前らを殺すな”と言ってきてんだ。
だから安心しな。ここでお前らを殺る気はない」
海「だったら何しに来やがった」
相馬は、江原の裁判で楠本玲子の名前を出さないでくれと頼みに来たと話す。
八「断る、と言ったら?」
相「別に?こいつは楠本さんからの“お願い”なんだ」
楠本玲子の“息子を人殺しの子にしたくない”という親心を汲んでほしいと言う。
八神はまっすぐ相馬を見る。
裏に意図があるようには思えない。
本当にどちらでも良いと思っているのだろう。
相「フッ、じゃあな。話せてよかった」
静かに後退りし帰ろうとする相馬。
八神はそんな相馬に詰め寄ろうと走り出す。
『八神さんだめっ!』
八神が走り出したことであかねと香田が無防備になる、八神たちは殺すなと桑名から言われていたが、あかねたちは?
そう考えた名前は八神を大声で制止し、あかねと香田に向かって動き出す。
しかし、相馬は八神が走り出すことが分かっていたかのように瞬時に銃を取り出す。
そして銃口を八神からあかねに向けると
パシュッ・・・
躊躇なく撃った。
名前はギリギリ間に合わずあかねの腹部から赤い液体が飛ぶ。
八「あかね!!」
しかし、あかねは倒れず、服と手に付いたものを見る。
それは血とは違う液体だった。
海「ペイント弾だ。大丈夫か?」
あかねが大丈夫だと知ると、八神は相馬がいた場所を見る。すでにいなくなっており、逃げたようだった。
『・・・八神さん、さっきのは軽率だったんじゃない?優先順位が違ったよ』
名前が咎めるように八神に話す。
八「ああ・・・相馬がペイント弾で撃ってきたのは運が良かっただけだ。
ふたりとも、怖い思いさせちゃったな」
申し訳なさそうに話す八神に、首を小さく横に振る香田。
八神も冷静になったようで、今後の方針を1つずつ整理していった。
まずは公安に立ち向かうために、法廷で文句無しの真実を突きつけてくると話す。
『そうだね』
海「しっかり仕事してこいや、ター坊」
東「へっ」
杉「頼んだよ、八神さん」
杉浦は仮面を外しながら八神に言った。
それを見たあかねと香田は驚いている。
あ「え?なに、ちょっとやだ、超イケメンじゃない?」
あかねは目を輝かせ杉浦を見ていた。
杉浦はチラッと名前を見る。
『(ま、怖い思いさせちゃったし、これくらい良いよ)』
と思い杉浦にアイコンタクトをとると、杉浦はあかねたちの方を少し澄ましたような表情で見た。
キャーとはしゃぐ女子高生。
海「急に目の色変えやがって。なんだそりゃ・・・?」
『海藤さんも男前だよ。
まぁ、女子高生ウケはあまり良くないかもだけど』
海「一言多くないか?」
八「フッ」
八神はあかねと香田がいつも通りになったことに安心していた。
第34話 終